[メイン] GM : 忘れられたとしても、それでも見たいものがある。
例えどんな形であっても、受け入れる。
昔のようにはいかなくとも、手を伸ばし続ける。

ダブルクロスthe 3rd edition
『Last Spring』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : opening『Hello, "Overed"』 登場:全員

[メイン] イルル : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+7[7] > 45

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 38 → 45

[メイン] 雪音クリス : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+2[2] > 50

[メイン] 夢見 心地 : 40+1d10 登場/リザレクト (40+1D10) > 40+8[8] > 48

[メイン] system : [ 雪音クリス ] 侵蝕率 : 48 → 50

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 40 → 48

[メイン] アルバトリオン : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] system : [ 煌黒龍 アルバトリオン ] 侵食率 : 36 → 38

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ここは関東に位置する、日本的ハト派思想の強いUGN大支部。
あなた達は、日常の護り手として任務を受けるべく、応接間に案内される。
テーブルには茶菓子等が置かれてあり、連絡員が来るまでの間、待機するように通達されている。

[メイン] GM :  

[メイン] アルバトリオン : その部屋の一角、椅子の一つに偉そうに座る姿が一つ

[メイン] 雪音クリス : 茶菓子を摘みつつ、取って来ておいたカタログを開く『土産物100選』と書かれたソレには色とりどりの品が並んでいる

[メイン] アルバトリオン : 豪華絢爛なドレスで、いっそ場違いな衣装にも見えるが

[メイン] アルバトリオン : 取り敢えず茶菓子を食べているので、此処に関連する人物なのは伝わるだろう

[メイン] 雪音クリス : 主に眺めるのは菓子だが、どんな料理でも好む性分であった事を思い出し一応と食品にも目を通している

[メイン] イルル : 桃色の髪、それを二つに結んでツインテールとした少女。
彼女はぐっすりと机の上で寝そべり、ぐうすかと眠っている。

[メイン] 雪音クリス : 「んー……写真で眺めるだけじゃ、イマイチだな…」

[メイン] アルバトリオン : 「気になるものを選べば良いさ」

[メイン] 夢見 心地 : 久々のミッション、今日はどんなことが起こるだろうと

[メイン] アルバトリオン : 「そう飾っているのだ、自信でもなければ並べまいて」

[メイン] 夢見 心地 : ……いやあ大分久々で色々忘れてるかも

[メイン] イルル : 机の上を埋め尽くすほどの、小さな身長に似合わないくらいの胸と。
二つの角が、人間でないことを表している。

[メイン] 雪音クリス : 「ま、土産なんて大体そんな具合か…」

[メイン] 雪音クリス : そう言いながらカタログを丸めると…

[メイン] アルバトリオン : 迷う女より視線を外し

[メイン] 雪音クリス : 「オラッ起きろ、そろそろ来るぞ?」

[メイン] アルバトリオン : うむ、とも言わず軽く頷き

[メイン] イルル : 「んがっ……ん?なんだ、もう揃ったのか」

[メイン] アルバトリオン : また偉そうに座り始めた

[メイン] 雪音クリス : 頭をポンポンと軽く叩く、丸めた紙のせいか間抜けな音が鳴っていた

[メイン] イルル : 眠たげに目を擦りながら。ん~、と周囲を見渡す。

[メイン] イルル : 「うが~……起こしてくれるとはいいやつだな
 ん~~、そうだ、これやる」

[メイン] 雪音クリス : 「ん、貰えるなら嬉しいけど……」

[メイン] イルル : ごそごそとポケットを探りながら、飴をその手に乗せ。
袋入りで、どこかの駄菓子屋のロゴが入っている。

[メイン] 夢見 心地 : 「大丈夫?コーヒーでも飲む?」
そういって備品のコーヒーを手に取る

[メイン] イルル : 「ん、お前らもよろしくな」
くるりと見渡した時に目に入った彼女たちに、ペコと挨拶。

[メイン] アルバトリオン : 「…ふむ」
角が飾りではないのを目で確認しつつ

[メイン] アルバトリオン : 「まぁそういった"御挨拶"は少し後でも良かろう」

[メイン] 夢見 心地 : 「ん、よろしく」

[メイン] 雪音クリス : 「ほうほう……ありがとな」

[メイン] アルバトリオン : 「こうも揃っているのだ、そろそろ時間だろうさ」

[メイン] アルバトリオン : まぁ時計など見ても居ないが、そんなものは見ずとも空気感でわかるというもの

[メイン] 雪音クリス : 「だな、噂をすれば来るもんだ」

[メイン] イルル : 「コーヒー……うが~……苦いから苦手だ、すまんな」

[メイン] GM : ─────扉は、既に開かれていた。

[メイン] イルル : んべ、と舌を出して返しつつ。
アルバトリオンの声に、む、と首を傾げる。

[メイン]   : クリスの両肩に、ポンッ、と何かが触れられ。

[メイン] メイプルトリック : 「わっ!」

[メイン] 夢見 心地 : 「そっか、」

[メイン] アルバトリオン : 「む」

[メイン] イルル : 「んが?」

[メイン] 雪音クリス : 「……!?」

[メイン] 雪音クリス : 咄嗟に懐に手を伸ばし……かけ、声で相手を判別すると呆れた様子になり

[メイン] アルバトリオン : 「主が呼び手か」

[メイン] メイプルトリック : そこには、黒髪と単発の、高校生程度の身長の少女が
へらへらとした表情で、資料を脇腹に抱え、クリスを驚かしたようで。

[メイン] メイプルトリック : 「せーかい、私が連絡員さんだよ~、よろしくねーっと」

[メイン] 雪音クリス : 「…変わらない様子でこっちも嬉しいんだが、任務の前なんだぜ?」
苦笑いを浮かべつつ、先程受け取った飴玉を開けて口に放る

[メイン] メイプルトリック : あー今の顔面白かったー、と呟きながら席に着き、資料を配る。

[メイン] アルバトリオン : 「ふむ」

[メイン] アルバトリオン : 資料を手に取る、仮面の先の眼光が鋭く

[メイン] メイプルトリック : 「あっはっは、まぁまぁ、ちょっとした喝みたいなもんだよ
 それじゃ、任務説明を始めるよっと」

[メイン] 雪音クリス : 「あいあい」
椅子に座り込み傾聴する

[メイン] アルバトリオン : 「任せよう」

[メイン] 夢見 心地 : 「ほいほい」

[メイン] アルバトリオン : 腕を組み足を組み不遜な態度で

[メイン] イルル : イタズラ好き……なんか連絡員の人、駄菓子屋でよく見る子どもみたいな顔もあるのか。と机の上の胸に顔を乗せて。

[メイン] イルル : 「がう」

[メイン] メイプルトリック : 「今回はみんなに、浜西温泉街っていう場所に行ってもらおうよ
 そこで、人語を話す猿の噂話やら、目撃情報やらがあってね
 まぁもしかしたら、本当にただの噂話かもしんないけど」

[メイン] アルバトリオン : 「喋る猿か」

[メイン] メイプルトリック : 「ただ、野良RBやAオーヴァードの可能性もあるから
 とりあえず調査をヨロシクってとこ」

[メイン] メイプルトリック : そーそ、と頷く。

[メイン] アルバトリオン : 「ふーむ」

[メイン] アルバトリオン : 「それは所謂レネゲイド反応等はあったのか?」

[メイン] アルバトリオン : 怪訝そうに

[メイン] メイプルトリック : 「未確定だね、だから今回は初動調査に近いとこだね」

[メイン] イルル : 温泉か、入ったことないな。と漏らしつつ。

[メイン] アルバトリオン : 「噂だけでか、成る程平和なものだ」

[メイン] メイプルトリック : 「もしレネゲイドじゃなければ、あはは、温泉街でゆっくりしたらいいさ
 経費はこっち持ちだしねー
 んで、もしレネゲイド案件なら、汚染の芽は摘んでほしい」

[メイン] メイプルトリック : 「あっはっは、まぁ、数%でもレネゲイドの可能性があるなら」

[メイン] メイプルトリック : 「それは無視できない、これがUGNの在り方だからね」

[メイン] 雪音クリス : 「源泉が汚染されて、温泉街もろともぶっ潰す羽目になって大惨事……ってのは嫌だしな。無駄骨で終われば安いんだが……」

[メイン] アルバトリオン : 「無視しろとは言わんがまあ、順序もあろうが…まぁいい」
ただどう見てもその他の調査には過剰な人員と思うだけだ

[メイン] メイプルトリック : そういうこと、クリスは賢いね~、とへらへらしながら笑い
紙パックの牛乳を、ちゅい~と飲みながら。

[メイン] イルル : 「……ましてや人語を話す動物なんて、もし人に捕まったら弄ばれてしまうかもしれん」
いる、かどうかはともかくとして。

[メイン] アルバトリオン : 「ただの童と見違えただけとしか思えんがなぁ?」
クスクス笑いつつ

[メイン] 夢見 心地 : 「そう?人数って割といつもこんなもんじゃない?」

[メイン] アルバトリオン : 「まぁいい、任務というのなら受けておこうか」

[メイン] イルル : 「む~、私たちが複数で集まったことの得はあるぞ?」
と首を傾げつつ。

[メイン] アルバトリオン : 何を誰に言ってるのか、と思いつつ
他に何かないか軽く催促

[メイン] イルル : しっかりと終わらせたら、温泉?とか言う奴でいっぱい遊べる!
と続けざまに言いつつ。
彼女自身の質問がないことを示している。

[メイン] メイプルトリック : アルバトリオンの催促に肩を竦め。

[メイン] 雪音クリス : 「ま、メリットは色々あるのさ」
脅迫する時とか、倒す時とか。ジャームになってしまった場合の後処理と、碌でもないメリットが多いことは否定できないが

[メイン] メイプルトリック : 「とりあえずまぁ、レネゲイド案件なら、感染源とか
 そこらへんも調査してくれたらってくらいかな
 そんだけ」

[メイン] アルバトリオン : 「相分かった」
手を軽く振り

[メイン] 夢見 心地 : 「は~い」

[メイン] 雪音クリス : 「りょーかい……達成目標も聞いたし、他に重要事項も無さそうだな?」

[メイン] メイプルトリック : 「重要事項ね、んー、じゃあ経費使いすぎないでよー?」
ニヤニヤとクリスに。

[メイン] メイプルトリック : あはは~と笑いながら、資料を片付け始める。

[メイン] 雪音クリス : 「何処かの誰かと違ってあたしは慎ましいんだ。ま、安く済ませるよ」
そういうと席を立ち、出口に向かう

[メイン] 雪音クリス : 「じゃ、お先」

[メイン] アルバトリオン : これ以上は何もないか、と考え

[メイン] 雪音クリス : …これ以上ここにいると、少し“違い”が出やすくなりそうだしな

[メイン] アルバトリオン : 髪とドレスを靡かせて、そのまま外へ

[メイン] 雪音クリス : そのまま扉を開き、歩いていった

[メイン] アルバトリオン : 何はどうであれ、見もせんものはわからぬと言うものよな

[メイン] イルル : つまり、わからないことは行って探せという奴か。
竜としても、わからないことがあるなら聞くより自らの手で探すのが気分に合っている。と思いつつ。
ぎゅっと体を伸ばして。

[メイン] イルル : 出ていく者、留まる者に軽く手を振って。
飴玉を口にして、外へと出ていく。

[メイン] 夢見 心地 : 「じゃあ私もボチボチいこうかね」
外に向かおうと足を運ぶが…

[メイン] 夢見 心地 : ……そういえば、ひとつきになることが

[メイン] 夢見 心地 : 《インスピレーション》

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 48 → 50

[メイン] 夢見 心地 : 『は~いというわけでGMさんちょっと質問良い?』

[メイン] GM : どうぞ

[メイン] 夢見 心地 : 『今日のシナリオってさ、温泉じゃん?』

[メイン] GM : うん

[メイン] 夢見 心地 : 『てことはこれさ、侵蝕率の回復とかあったりしない?定義的にスパリゾートだし』

[メイン] GM : 結論から言えば、ある。

[メイン] GM : それ以上は言えない。

[メイン] 夢見 心地 : 『おっ、マジ?やった』

[メイン] 夢見 心地 : 『それじゃ今回もありがとね、またね~~~~!!』

[メイン] GM : またね~~~~!!

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 : 「よしよし、いい事聞いちゃった」
ウキウキしながらその場を後にする

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・「浜西温泉街について」 <情報:噂話>、難易度:5
・「人語を話す猿について」 <情報:噂話>、難易度:7

[メイン] GM :  

[メイン] アルバトリオン : middle『双龍行進』

[メイン] アルバトリオン : 1d10 (1D10) > 6

[メイン] system : [ 煌黒龍 アルバトリオン ] 侵食率 : 38 → 44

[メイン] イルル : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+2[2] > 47

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 45 → 47

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : イルルはドラゴンである。

[メイン] イルル : つまりは、幻想生物を元にしたRB。
本来現代にはいない生物がこうしてレネゲイドを通し、生物として誕生している。

[メイン] イルル : 彼女は竜であること、そして過去の経験から学びの機会に恵まれなかった。
つまりはこどもっぽい。
先の任務説明でも、楽しく遊ぶということが任務の中に入っていたのもそのためだ。

[メイン] イルル : ただもちろん、彼女は任務に真剣ではない、というわけでもなく。

[メイン2] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 50 → 54

[メイン2] system : [ 雪音クリス ] 侵蝕率 : 50 → 51

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : ・「人語を話す猿について」 <情報:噂話>、難易度:7

[メイン] イルル : (2+0)dx 情報:噂話 (2DX10) > 10[9,10]+9[9] > 19

[メイン] イルル : 彼女自身────温泉街を騒がす獣に興味があった。
例え噂程度のものだとしても。
噂から生まれた獣同士として。

[メイン] イルル :  

[メイン] GM : ・「人語を話す猿について」
 風の噂に過ぎないものだが、自然の大地にある露天風呂に入っていると、物を野良猿に盗まれてしまうだとか。
 その猿へ声を掛けると、普通の人間のような、流暢な日本語を話しながら逃げていくらしい。
 目撃例自体は数があり、証言も一致している。証人の関係性も、特に疑わしいものは無い。
 UGNとしては、猿のRB、或いはAオーヴァードの存在が予測できるだろう。レネゲイドの秘匿のためにも、もし存在するのであれば、保護しなければならない。

[メイン] GM :  

[メイン] イルル : 「こいつはこの事が楽しくてやってるんだろうか」

[メイン] イルル : ここは温泉街の一角、和風に仕立て上げられた茶屋。
重々しいものではなく、若者人気を集めるためか所々流行りのものが取り入れられている様が見える。

[メイン] アルバトリオン : 「さあな」

[メイン] アルバトリオン : 「鴉のように光物でも好んでいるか」

[メイン] アルバトリオン : 「或いはその行為が癖か」

[メイン] アルバトリオン : 「はたまたただの盗人か」

[メイン] イルル : 机の上に並べ、ばらぁっと資料を広げる。
彼女が気にしたことを並べたもの、それの一覧だ。

[メイン] アルバトリオン : 「どうであれ其処にいるのはくだらん盗みに他ならんさ」

[メイン] アルバトリオン : クク、と
至極どうでも良さげに其方は応え

[メイン] イルル : はんはん、とアルバトリオンの話に頷きながら。

[メイン] アルバトリオン : 「まぁ調査は難しくないだろう」

[メイン] アルバトリオン : 「先ずは盗まれてみればいい」

[メイン] アルバトリオン : 指を一つ上げて

[メイン] イルル : 「ただ、何かを続けようとするのは楽しいってことだと私は思うぞ
 悪い事だろうといい事だろうと、続けられる理由があるからな」

[メイン] イルル : ふむ、と指を見て。

[メイン] アルバトリオン : 「楽しくなくとも続けるだろう」

[メイン] アルバトリオン : 「苦役であれ、それがすべき事ならばな」
と、言いつつ

[メイン] アルバトリオン : 「まぁアレだ」

[メイン] アルバトリオン : 「適当に荷物に発信機なり、マーキングなりすればいい」

[メイン] アルバトリオン : 「ここの警察はどうにも腰が重いな?」

[メイン] アルバトリオン : 「その程度もしていないのかは、まぁいいが」
困ったものだ、と言いつつ

[メイン] イルル : ちらり、とその尊大なほど、隠すほどにもない角を見つつ。

[メイン] アルバトリオン : 「さて、では何を企んでるかは良いとして」

[メイン] アルバトリオン : 「適当な道具を取り寄せて、準備に取り掛かろうではないか」

[メイン] アルバトリオン : 話は終わりだ、と言うまでもなく立ち上がり

[メイン] イルル : 「盗まれるか、ん~……うう~~む
 これでも盗んでくれるだろうか」
ばらばら、とポケットから取り出した両手いっぱいの飴、グミ、ガム、その他いっぱいの駄菓子たち。

[メイン] イルル : 「んが?!は、早くないか!?」

[メイン] アルバトリオン : 「さぁな、鞄にでも詰めておけばいい」

[メイン] イルル : 「それとも、竜としてさっさとやる性分なのか?」

[メイン] アルバトリオン : 「これ以上話す事があるかな?」
ふむ?と疑問を浮かべ

[メイン] アルバトリオン : 「これ以上何を捏ね繰り回す必要があるか、というだけだ」

[メイン] アルバトリオン : 「レネゲイド反応も出ていない、実像もまだあやふや」

[メイン] アルバトリオン : 「ならさっさと誘き出す方法をすればよろしい」

[メイン] アルバトリオン : 「竜であろうと人であろうと」

[メイン] アルバトリオン : 「無駄な事は無駄な事さ」
肩をすくめ

[メイン] イルル : ん~、と指を一本口に当て。

[メイン] イルル : 「レネゲイド反応も出ておらず、実像もわからない
 まあ確かにそうだろうな、噂話程度だから」

[メイン2] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 54 → 58

[メイン] イルル : 「だが、その……むー……
 獣を罠にかけるように思えてしまっただけだ」

[メイン] アルバトリオン : 「罠か、罠ねぇ」

[メイン] アルバトリオン : 「…まぁいい、腑に落ちぬ個所もあろうて」

[メイン] アルバトリオン : 腰を据えて、使い慣れぬ携帯を取り出し

[メイン] アルバトリオン :  

[メイン] アルバトリオン : 『これまでこの盗難に対して捜索を行ったか、あるいはその結果』を調査したい

[メイン] GM : どうぞ

[メイン] アルバトリオン : 難易度はあるか?

[メイン] GM : 8で

[メイン] アルバトリオン : わかった

[メイン] アルバトリオン : 3dx+1>=8 (3DX10+1>=8) > 10[2,4,10]+9[9]+1 > 20 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・これまでこの盗難に対して捜索を行ったか、あるいはその結果
 盗難事件であるため、警察、および猟友会にて、該当猿の捜索は既に行われている。しかし、未だ捕獲はおろか、発見すらも困難となっている。
 鞄にGPSを仕組むといった作戦も、GPS機能のある機器だけ抜き取られて森の中に放置されていた、という情報もある。
 なお、人語を話すかどうかに関しては、一部の警察の証言もあるが、それでも確証は無い。

[メイン] GM :  

[メイン] アルバトリオン : …はぁん、成程

[メイン] アルバトリオン : 「まぁ、組織の連携の鈍さは常か…それはそれとして」

[メイン] アルバトリオン : 「噂もまぁ曖昧で、普通の手段での調査も活きるまい」

[メイン] アルバトリオン : 「仕方ない、現行犯の方が早いな」

[メイン] イルル : む、と彼女が端末を見たのを確認し。

[メイン] アルバトリオン : 「そちらの、確か獣の力を扱っていたな?」

[メイン] アルバトリオン : イルルを仮面の内から視線を向けて

[メイン] イルル : 「んが?……ああそうだ、私は竜なのだからな」

[メイン] イルル : ぐっぐっ、と手を開いて握ってを繰り返し。

[メイン] アルバトリオン : 「そうか、なら追うのは無しだ」

[メイン] アルバトリオン : 「盗ませる時に探るしかあるまい」

[メイン] アルバトリオン : 「なぁに、あるとしても湯気程度だ」

[メイン] アルバトリオン : 「相手がお目当ての怪物でもなければ、すぐ捕まるだろう」

[メイン] イルル : 「……捕まる、か
 まあそうだな、相手も追われるのが楽しいってわけでもないだろうから」

[メイン] イルル : 言いながら、せっかく用意したんだが……と、鞄に駄菓子を詰め込みなおしている。

[メイン] アルバトリオン : 「では早速行くとしよう、風呂場だな」

[メイン] アルバトリオン : 改めて立ち上がり、髪を指で梳き

[メイン] アルバトリオン : 「さて、簡単に捕まればいいのだがな」

[メイン] アルバトリオン : そのまま足早に退出する

[メイン] イルル : ふう、と。鞄に詰め込みいれ一息つき。

[メイン] イルル : 腰に手を当てながら、ぼんやりと考える。

[メイン] イルル : 捕まえる、か。できればそういう事はしたくはない。

[メイン] イルル : なにせ人の言葉を喋るのだから、話をまずは行いたい。
追われないために、捕まらないために、逃げる。

[メイン] イルル : その恐怖、苦しさは。
獣しか覚えられない弱肉強食の味だ。

[メイン] イルル : そんなのは、どちらも楽しくないだろう。

[メイン] イルル : そんな中、ふと外に目をやれば。

[メイン] イルル : 「くろたまご……?なんだそれ!楽しそうで旨そうなくいもんだ!」

[メイン] イルル : 一目散に、そちらへと目移りしていく。

[メイン] イルル : 竜は二匹、されどこちらの竜は。
変わらず子どものように、はしゃいでいた。

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : middle「湯気の先に見えるのは」登場:任意

[メイン] イルル : 47+1d10 登場/リザレクト (47+1D10) > 47+8[8] > 55

[メイン] アルバトリオン : 1d10 (1D10) > 8

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 47 → 55

[メイン] system : [ 煌黒龍 アルバトリオン ] 侵食率 : 44 → 52

[メイン] 雪音クリス : 🌈

[メイン] 雪音クリス : 60+1d10 登場/リザレクト (60+1D10) > 60+5[5] > 65

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : 温泉街、というだけあって。温泉自体はとても見事なものである。
ヒノキを使った風呂や、露天風呂、電気風呂と風呂の種類には事欠かない。

[メイン] イルル : 中でも露店風呂は、多人数が入るように設計されているのか。
岩を模したかこいで風呂を形作り、まるで自然と一体化しているようで。

[メイン] イルル : 寂れた影響を見せず、古ゆかしい趣がどことなくただよっている。
むしろ人が少ない影響で、この広々とした湯舟を貸し切りのように使えるだろう。

[メイン] イルル : そんな中を一人、ざぱざぱと温泉の中を泳ぐようにしている竜一匹。

[メイン] イルル : 「ははは、これすっごく楽しいぞ!昔いた湖で泳いだ時みたいだ!」

[メイン] イルル : 竜は温泉のマナーも知らない。

[メイン] アルバトリオン : 「そうか、気配は逃すなよ?」
その様子を怪訝そうに軽く見て

[メイン] イルル : わかってるわかってる、と返しつつ。

[メイン] 雪音クリス : 水音を聞きつけ、戻ってくるが…

[メイン] アルバトリオン : 流石に濡れては敵わない、適当な場所に座り辺りを見回す

[メイン] 雪音クリス : 「なんだ、イルルか……マナー悪いぞ、きちんと浸かれって」

[メイン] アルバトリオン : しかし奇妙なものだ、確かに人からすればおかしな事件だが

[メイン] イルル : 湯舟に浮かべた桶に、駄菓子を入れておく。
イルルの持ち物だ。

[メイン] アルバトリオン : このような事件にまで"わざわざ"派遣し、いざ行けばきな臭くなる辺り

[メイン] アルバトリオン : 無駄に勘が良いのか、或いはただお人好しなのやら

[メイン] イルル : 「うがぁ~……む、私は子どもではないぞ!」
と言いつつ、クリスの声に泳ぎは止まり。

[メイン]   : ─────近くに、レネゲイド反応を感じるだろう。

[メイン] 雪音クリス : 「なら、大人らしい行動を心がけるんだ──」

[メイン] アルバトリオン : 「…」

[メイン] 雪音クリス : 《水晶の剣》

[メイン] アルバトリオン : 「まさかそのまんま出るとはな」

[メイン] アルバトリオン : 立ち上がり、警戒

[メイン] イルル : 「……む」

[メイン] 雪音クリス : 桶の中に隠してあった拳銃の機構を水晶で強化し、構える

[メイン] イルル : ちゃぷちゃぷ、と泳ぐ。

[メイン] 雪音クリス : 今の状態は完全な裸、いささか襲撃されるには不利だが……

[メイン] : 反応の方向を向くと、そこには……
イルルの鞄にそろりそろりと手を伸ばす、一匹の猿が。

[メイン] イルル : 泳いだ先に、とんと当たる。
……。

[メイン] 雪音クリス : 「…おい、猿。 駄菓子しか入ってないと思うぞ ソレ」

[メイン] アルバトリオン : 「中身の関係は無しか」

[メイン] : 「………!?やべ」

[メイン] イルル : 「おー、はじめまして」

[メイン] 雪音クリス : 「袋を間違って飲むと良くない、動くな!!」

[メイン] アルバトリオン : 「喋ったか、じゃあ」

[メイン] イルル : 軽くぷらぷらと手を上げ。

[メイン] : クリスの声に反応し、そのままイルルの鞄を掴み
走り去ろうとする。

[メイン] アルバトリオン : 「ッチ」

[メイン] イルル : 「あっ、待った!」

[メイン] イルル : 「そのかばんは持ってってもいい!
 ただ、私はお前を捕まえるわけではない!」

[メイン] 雪音クリス : 「チッ…!下手に撃って当てるのもなんだ……」

[メイン] アルバトリオン : …何を言ってるんだか、まぁ嘘も八丁か

[メイン] : イルルの声にも応じず、タタタタッ!と身軽な動きで、森の奥へと入っていこうとする。
ちらりと、イルルの方を向くも、進行方向へ顔を戻す。

[メイン] イルル : ぱしゃ、と温泉からしぶきを上げて上がる。
裸体ではあるものの、気にしてはいられない。

[メイン] アルバトリオン : 「森か…発信機も落ちていたそうだな」

[メイン] 雪音クリス : 「問答無用を貫くなら、こっちも仕掛ける!」

[メイン] アルバトリオン : 「まぁいい、此処で暴れては事か」

[メイン] アルバトリオン : 「おい、止めておけ」

[メイン] イルル : 「……む」

[メイン] アルバトリオン : 「日本じゃあ銃でも打てば騒ぎだろう?」

[メイン] : 「………!?……見つからねぇと思ったのに……!
 捕まったらこりゃやべぇ……!!」

[メイン] アルバトリオン : 「それなら目が無い場所で…ん?」

[メイン] アルバトリオン : 「まだ聞いてるのか」

[メイン] : 猿はもう、既に森の奥へと逃げ去って行った。

[メイン] イルル : 捕まえない、と言ったため。
追いかけることもせず、ただ猿の行く末を見守る。

[メイン] 雪音クリス : 「…走って追いつくにも間に合わねえな」

[メイン] アルバトリオン : 「どうせそんな軽装で走り回るわけにもいくまい」

[メイン] イルル : 「……むー、だな
 ここで争っても、話し合いにはならない」

[メイン] 雪音クリス : 銃を下ろし、仕方なしと手を上げる

[メイン] アルバトリオン : 「人は裸体一つにも煩いからな、さっさと追えばいい」

[メイン]   : しかしここで─────。

[メイン]   : 「うきゃあぁぁあああ~~~っ!?!?」
先程の猿の悲鳴が、森の奥で聞こえる。

[メイン] 雪音クリス : 「…なに?」

[メイン] アルバトリオン : 「ああん?」

[メイン] 雪音クリス : 「チッ…!」

[メイン] イルル : 「…んが!?」

[メイン] 雪音クリス : 「おい、二人とも手を貸せ!」

[メイン] アルバトリオン : 「言わずもがな」

[メイン] アルバトリオン : ドレスを広げて

[メイン] イルル : パッと、地面を踏んで駆けだそうとする。服に着替える暇もなく。

[メイン] アルバトリオン : 「他の組織か?それとも今居ない夢見か?」

[メイン] 雪音クリス : レネゲイドを練り、ウォーキングクローゼットを使用……仕掛け、アルバトリオンからは手を離す

[メイン] アルバトリオン : 「まぁいい」

[メイン] GM : 3人が出向くまでも、無かった。

[メイン] イルル : 「うが、わかった……む」

[メイン] GM : イルルが森の奥へ入ろうとすると……。

[メイン] 雪音クリス : 「夢見はダウンだ」
取り出した服を纏い、武器を構える

[メイン] 雪音クリス : 「のぼせちまったらしい」

[メイン] アルバトリオン : 「ああそう、じゃあ」

[メイン] アルバトリオン : 「新手か?」

[メイン] 雪音クリス : 「多分な」

[メイン] 謎の少女 : 先程の猿を片手に、和服と、赤黒い髪の少女が、静かに立っていた。

[メイン] イルル : 素足で感じる、じっとりとした土の感覚を覚えつつ。
湯気を立たせながら、一歩。

[メイン] アルバトリオン : 「…ふむ」

[メイン] イルル : 「んあ……?」

[メイン] 謎の少女 : 猿は、よく見ると、毛先が少し漕げている。
そこには、レネゲイド反応が。

[メイン] アルバトリオン : 「猿と童か」

[メイン] 謎の少女 : 「─────探し物は、これなりや?」

[メイン] イルル : 「む……その猿は、お前が捕まえたのか?」

[メイン] イルル : その問いに、こくりと頷く。

[メイン] 謎の少女 : イルルの問いに、ゆっくりと頷き。

[メイン] 雪音クリス : 「…しかも、反応があったな」

[メイン] 謎の少女 : 「ならば寄越そうぞ、ほれ」
イルルに、ポイ、と猿を投げる。

[メイン] アルバトリオン : 「存外親切だな、ありがたい」

[メイン] : 「うきゃぁあ~~~~」
投げられる。

[メイン] 雪音クリス : 「…よし、生きてたか」

[メイン] イルル : うおっと!?と、声を漏らしながら。
猿をぽいっと受け取り、彼女の大きな胸で包んでおく。

[メイン] 謎の少女 : 「ふっふっふ、妾は其方達と争う気は、今は無くてのう」

[メイン] 雪音クリス : 悲鳴で生存を確認しつつ、雑に投げられた猿から視線を外す

[メイン] アルバトリオン : 「今じゃあ色々困るな」

[メイン] イルル : 「……お前は、何者なんだ?」

[メイン] 謎の少女 : そうして人差し指を立て、眉を少しだけ顰めながら、口角を上げる。

[メイン] アルバトリオン : 「何処のお方かな、UGNという訳じゃあないだろうが」

[メイン] 謎の少女 : 「ゼノス」

[メイン] イルル : やけに浮世離れしたような口調に、首を傾げつつ。

[メイン] 謎の少女 : 虚ろな、真っ黒な瞳を少し細めながら。

[メイン] 雪音クリス : 「……」

[メイン] アルバトリオン : 「ゼノス?ほぉ」

[メイン] イルル : 「……なるほど」

[メイン] 謎の少女 : 「そう殺気立つで無い、そうよのう、お主らにも感じる
 ─────ウロボロスの気配が」

[メイン] 雪音クリス : 目が鋭くなり、瞳の奥に仄かに火が見え始める

[メイン] 謎の少女 : 「されど、此度の依頼は、其方達では無い故」

[メイン] アルバトリオン : 「殺気などはないさ」

[メイン] アルバトリオン : 「ただ奇妙でね」

[メイン] イルル : 「…」

[メイン] アルバトリオン : 「この猿は保護なりしない、という事は」

[メイン] 雪音クリス : 「…そうかい、今は信用するさ。ウチのが今世話になったしな」

[メイン] アルバトリオン : 「嘘か、或いはこの猿はRBではないと?」

[メイン] アルバトリオン : 「些か矛盾があるように思えてね、其方も有名だろう?」

[メイン] 謎の少女 : 「左様、此れはAオーヴァードなりや
 されど、RBであっても、其方達に手渡すつもりではあった
 ─────交渉のために」

[メイン] アルバトリオン : 「ははぁ」

[メイン] アルバトリオン : 「交渉?交渉か」

[メイン] 雪音クリス : 「お仲間、じゃなくて拾い物だったってわけかい?」

[メイン] アルバトリオン : 「と、なると」

[メイン] 謎の少女 : クリスの問いに、左様、と返す。

[メイン] アルバトリオン : 「本命があるんだな?」

[メイン] 謎の少女 : 口角を少し上げる。

[メイン] 謎の少女 : 「如何にも」

[メイン] アルバトリオン : 「良い、まぁそう言う事もあろう…」

[メイン] イルル : 「……戦う気もなく、交渉に?
 む、それは……なんともだな」
胸で保護した猿を見つつ、ちらりと少女へと目をやり。

[メイン] アルバトリオン : 「で、RBか?或いは物品か?」

[メイン] アルバトリオン : 「或いは山、とでも?」

[メイン] 謎の少女 : そして、徐に、猿へと指差す。

[メイン] 謎の少女 : 「急くでない、これより話す」

[メイン] アルバトリオン : 「おっとすまない」

[メイン] アルバトリオン : 「些か思った以上に案件が転んでね」

[メイン] 謎の少女 : 「先ずは、その猿のレネゲイドを調べると良い」

[メイン] アルバトリオン : 「やっと仕事らしくなってきたのだ…と」

[メイン] アルバトリオン : 「…ほほう?」

[メイン] 雪音クリス : 「…ほう?」

[メイン] : 「ひぇっ……」
ガタガタと震えている。

[メイン] アルバトリオン : 「わかった、ではまぁ」

[メイン] アルバトリオン : 【精神】で判定できるか?

[メイン] GM : できる、難易度8

[メイン] アルバトリオン : わかった、じゃあ

[メイン] アルバトリオン : 4dx+1>=8 (4DX10+1>=8) > 9[4,4,6,9]+1 > 10 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 猿から、キュマイラ、ハヌマーン、ノイマンのシンドロームのレネゲイドを大部分として確認することができるだろう。
しかし、そこに少量のウロボロス成分も含まれている。

[メイン] GM :  

[メイン] アルバトリオン : 「………………ふむ」

[メイン] アルバトリオン : 「…ほう、ほう?」

[メイン] 謎の少女 : 「妾は、感染の源を調査するよう遣わされておる」

[メイン] イルル : 「……む、今は平気だ、食ってかからんぞ」
と、猿の頭を撫でながら。

[メイン] 雪音クリス : 「…ウロボロス由来のコピーか?」

[メイン] アルバトリオン : 「殊勝だな、それで…」

[メイン] アルバトリオン : 「ああ、言われてしまったな」

[メイン] 雪音クリス : もしトライにしろシンドロームが多すぎる…とくれば、原初を始めとした模倣を疑うのが道理だろう

[メイン] イルル : 「感染の源……この猿の?」
ちらっと少女を見つつ。

[メイン] : 「うきぃ~……」
イルルに撫でられ、ほんの少しだけ安堵の表情。

[メイン] アルバトリオン : 「よもや、アレか」

[メイン] アルバトリオン : 「ウロボロスの猿の群れでも恐れている、とか?」
冗談めかして

[メイン] 謎の少女 : 「はっ、そのようなものが存在するならば、脅威他ならぬよのう」

[メイン] イルル : 他二人の推察を耳にしつつ。

[メイン] アルバトリオン : 「クク、無いとは言えまいて」

[メイン] アルバトリオン : 「現にカケラ程度でもこの猿は宿しているしな」

[メイン] 雪音クリス : …ウロボロスで、獣。ねえ?
既に嫌な予感がしてきたが、まだ話を聞くべきだろう

[メイン] 謎の少女 : 「左様、されど……複製、とはまた違う
 これは、外部のウロボロス成分と言えようぞ
 つまりは、この猿は、強大なウロボロスと接触したことにより
 かのように覚醒に至った、というわけだ」

[メイン] アルバトリオン : 「ははぁ、成程」

[メイン] アルバトリオン : 「つまり、そちらの目的は」

[メイン] アルバトリオン : 「その強大なウロボロスの根源か」

[メイン] 謎の少女 : 「UGNとしても、放置してはおけぬだろう?
 そして妾は……左様」

[メイン] アルバトリオン : 「…うむ、分かりやすい」

[メイン] イルル : ぷるぷる、と温泉でぬれた体を揺らしながら。

[メイン] 謎の少女 : 「UGNはジャームを、そして妾達ゼノスはウロボロスを」

[メイン] アルバトリオン : 「因みに、その調子だと目的は破壊かな?」

[メイン] 謎の少女 : ニヤりと。

[メイン] 謎の少女 : 「言わずもがな」

[メイン] アルバトリオン : 「良い良い、隠されるよりもやりやすいものだ」

[メイン] アルバトリオン : 「…まぁ、その反応がジャームかは未確認情報だが」

[メイン] アルバトリオン : 「覚醒を促す汚染物質、であるのならば見逃す事は適うまい」

[メイン] 謎の少女 : 「利害は一致しておるだろう?
 ……ま、左様、ジャームか否かは、未確認であろう」

[メイン] アルバトリオン : 「良い、少なくとも実例はあるのだしな」

[メイン] アルバトリオン : 「ともすれば、さっさと見つけて協議する方が良いな」

[メイン] アルバトリオン : 「お互い、被汚染物質が増えて嬉しいわけでもない」

[メイン] 雪音クリス : 「処分方法は…まあ、どちらの流儀になるかは後回しだ」

[メイン] アルバトリオン : 「まぁ猿に関しても汚染を受けた以上、回収させておこうか」

[メイン] イルル : 「つまりは、お前も……私たちと同じく、誰かの楽しいを奪う物を止めようとしたのか
 その協力のためだった、ということか」
猿に目をやりながら。

[メイン] 謎の少女 : 構わぬ、交渉材料なり。と告げる。

[メイン] アルバトリオン : 「良い良い、そういう事なら話が早くて有難い物さ」

[メイン] アルバトリオン : 「ゼノスからすれば、天敵が増えるようなものであるからな」

[メイン] 謎の少女 : イルルに目を向け、目を細め。

[メイン] アルバトリオン : 「今回はそれが、我々にとっても適さぬ物だったそうだが、はて」

[メイン] 謎の少女 : 「ウロボロスは、レネゲイドを吸収する存在
 強大であればあるほど、その力は甚大
 なれば、妾達RBは一体どうなる?」

[メイン] 謎の少女 : 「レネゲイドで構成される妾達は一体、いかんとする?」
くくく、笑いながら、踵を返す。

[メイン] 謎の少女 : 「─────準備が整うた時に、また会おうぞ」

[メイン] 雪音クリス : 「…ああ、その前に」

[メイン] アルバトリオン : 「…ああそうか、アレもRBか」

[メイン] 謎の少女 : 足を止め、クリスの方を向く。

[メイン] 雪音クリス : 「あたしは雪音クリス……と名乗っている」

[メイン] イルル : 「……近づいただけで、消える危険性すらもあるか」
くぁ、と竜の歯を開きながら。

[メイン] 雪音クリス : まあ、事実そうではあるが、嘘になっては趣味ではないので若干胡乱な言い方をして

[メイン] 謎の少女 : 「……くくく、これは失敬」

[メイン] 謎の少女 : 「妾も礼を失していたようだ」

[メイン] 雪音クリス : 「お互い様だよ、茶菓子も出さずに悪かったな」土産を持ってきてくれたのに

[メイン] クリメイター : 「クリメイター、そう呼ぶが良い」

[メイン] 雪音クリス : 「…わかった、覚えておくし、そう呼ぶよ」

[メイン] アルバトリオン : 「広義の意味では"処分者"か」

[メイン] クリメイター : 妖しげに微笑を向け、そして森の闇へと消えて行く。

[メイン] アルバトリオン : 「場にあっているな、さようなら"隠亡"よ」

[メイン] 雪音クリス : 「……はぁ、緊張したな」

[メイン] アルバトリオン : …さぁて、そういう事ならまた別の仕事か

[メイン] アルバトリオン : 「随分はだけているものな、装備も無いらしい」

[メイン] 雪音クリス : 固く握っていた銃を、桶に戻し 冷や汗を拭うと自身の服を消滅させる

[メイン] アルバトリオン : 「さて、じゃあ」

[メイン] イルル : 「……取りあえず、受けとらせてもらう」
本意がどこにあるかもわからない、まさしく処分者にふさわしいつかみどころのなさ。

[メイン] イルル : ぶるり、と震えるが。

[メイン] アルバトリオン : 「取り敢えず報告するとして」

[メイン] アルバトリオン : 「誰がその猿を保管するつもりだ?」

[メイン] イルル : 「私が面倒を見る」

[メイン] : 「ひぃぃ…… ……!」

[メイン] アルバトリオン : 「良いのか?」

[メイン] 雪音クリス : 「…イルルが適任、って先に言われたが」

[メイン] イルル : ぽふっと頭を撫でながら。

[メイン] アルバトリオン : 「まぁいいが、お前はそうさな」

[メイン] アルバトリオン : 「"情"が湧きそうなタイプに見える」

[メイン] : 「うきぃ……」
少し心地良さそうな顔。

[メイン] 雪音クリス : 「いいのか、いいみたいだな。 まあ愛想尽かしたら呼べよ」

[メイン] イルル : ああ、とアルバトリオンに頷く。

[メイン] アルバトリオン : 「今朝から話をしている分には、少々不安があるぞ?」
そうだ、此処で任務に就いてからの違和感だが

[メイン] 雪音クリス : 新しい桶を持ち汗を湯で流すと
湯船に戻り休んでいる

[メイン] アルバトリオン : 「手放せない、というのだけは避けて欲しい」
「それは言っておこう」

[メイン] イルル : 「……」

[メイン] アルバトリオン : 「お前は随分、本能的に明るいのでな」
仮面の先の眼光を突き刺す

[メイン] アルバトリオン : 「同種の情報"体"らしいといえばらしいが」

[メイン] アルバトリオン : 「その分、仕事という在り方はまだ学んでいるのであろう?」

[メイン] イルル : 「私は竜だ、なら獣の面倒を見るのは当然だ
 情が沸く、湧かない以前に、これが私のやり方だからな」

[メイン] イルル : うが、と口をゆがめるが。

[メイン] アルバトリオン : 「それは奇怪だな」

[メイン] アルバトリオン : 「竜、というものは個の象徴的な生き様だろう」

[メイン] アルバトリオン : 「番でも作ったのなら、まぁわかるがね」

[メイン] アルバトリオン : 「あり方として、己をまるで群れの長に備えているのか…或いは」

[メイン] アルバトリオン : 「"お人好し"なのかな?」

[メイン] イルル : 「む、あのな……私は」
と言いかけたところで。

[メイン] 雪音クリス : 「……竜の在り方なんざ、その竜が決めればいい。 本物、偽物の差異があったとしてもな」

[メイン] イルル : へっくち、とくしゃみが漏れる。

[メイン] アルバトリオン : 「…おっと」

[メイン] アルバトリオン : 「些か人間に離れた事をさせてしまったな…」

[メイン] 雪音クリス : 「ソレより二人とも、猿を抱えて、湯にも入らず居座る気か? ……案の定湯冷めしてるし」

[メイン] アルバトリオン : 「穏当に、生存圏に戻るとしよう」

[メイン] アルバトリオン : 「ああ、すまないすまない」

[メイン] アルバトリオン : 「どうにも、所謂"同輩"としての、気掛かりだったのでね」

[メイン] イルル : 「う、体が冷える……むぅ、そうだな……
 一度体を温め直さねばならないな……」

[メイン] アルバトリオン : 「まぁいい、口煩いのは外では似合うまい…」

[メイン] イルル : ずび、と鼻をすすりながら。

[メイン] アルバトリオン : ドレスを靡かせ、髪を広げた後

[メイン] アルバトリオン : そのまま温泉の方へ戻っていく

[メイン] イルル : 竜が去っていく姿を見やりつつ、髪を揺らし。

[メイン] イルル : 「竜と言っても私やアイツ、色々いるんだな……
 んあと……クリス。ありがとな、さっきは入ってくれて」

[メイン] イルル : んべ、と口に含んでいた飴を舌で転がし。
いるか?と尋ねながら。

[メイン] 雪音クリス : 「いいんだよ、ああいう話は収まりが……」

[メイン] 雪音クリス : …あー、こういう時は恥ずかしがってた…な。うん 確かそうだった

[メイン] 雪音クリス : 「『んな事できるか……はしたない』」
演じるように、記憶に宿る言葉を引き出した

[メイン] イルル : 「……む、そうか
 確かに食いかけだと、クリスの分が少なくなるものな」

[メイン] イルル : うむ、とズレた感想を持ちつつ。

[メイン] 雪音クリス : 「ま、あたしもそろそろ上がるから。 お前も入り直すなら、足の泥とかしっかり落とすんだぞ?」

[メイン] 雪音クリス : 湯から上がるとそのままの姿で出て行く

[メイン] イルル : はぁーい、と声を上げる。
その様はまさに子どもと母親で。

[メイン] イルル : 「火を吹く竜が冷えてしまっては叶わんからな」
と、ふんすと鼻息を高めて、温泉へと向かおうとする。

[メイン] イルル : ……何か変な感じだったな、クリス。
流石に私の行動がおかしかったのだろうか。

[メイン] イルル : それにしても、巨大なウロボロスに接触した猿か。
……果たしてこいつは、楽しいために盗んでいたんだろうか、それとも。

[メイン] イルル : むんむん、と首を傾げつつ。
湯気の奥へと消えていくのだった。

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] GM : ・「猿のレネゲイド被害の感染源について」 <情報:UGN><情報:ゼノス><知識:レネゲイド>、難易度:8
・「接触してきたゼノスエージェントについて」  <情報:UGN><情報:ゼノス>、難易度:9

[メイン] GM :  

[メイン] 夢見 心地 : middle『タイミングを逃す』

[メイン] 夢見 心地 : 58+1d10 登場/リザレクト (58+1D10) > 58+3[3] > 61

[メイン] イルル : 55+1d10 登場/リザレクト (55+1D10) > 55+2[2] > 57

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 55 → 57

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 58 → 61

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン2] system : [ 煌黒龍 アルバトリオン ] 侵食率 : 52 → 58

[メイン] 夢見 心地 : 夢見は彼らが何やかんやしてる間休憩所で楽な姿勢を取っていた

[メイン] イルル : そこに。

[メイン] イルル : 「ん……夢見か、のぼせたと聞いていたが平気そうだな」

[メイン] 夢見 心地 : 「ん、ああイルルちゃん」

[メイン] イルル : ツインテールを揺らし、湯気を漂わせながら。
両手で大事そうに猿を抱えた少女がやってくる。

[メイン] : 「うきっ!」
※人語自重中。

[メイン] イルル : 「あの温泉という奴は楽しいからな、ずっといても飽きない
 だからまぁ、気持ちはわからんでもない
 む、よしよし」

[メイン] イルル : 猿の頭を撫でておく。

[メイン] : うきぃ~!と嬉しそう、心開いていっている様子。

[メイン] 夢見 心地 : 「どったの?猿なんて大事そうに抱えて……」
ん?猿……?

[メイン] 夢見 心地 : がばっと飛び起きる

[メイン] イルル : 「ああ、夢見には紹介してなかったな
 ……実はさっき……うぉっと」

[メイン] 夢見 心地 : 「……風呂場で何が?」

[メイン] イルル : ガバっと起き上がった彼女に、ぴょいんと跳ねながら。

[メイン] イルル : 「む……そうか、お前は不在だったな
 風呂場では────」

[メイン] イルル : と、事の顛末を話す。
人語を話す猿がいたこと、ゼノスのメンバーと出会った事、この付近に強力なウロボロスが存在していること。

[メイン] イルル : イルルは説明が上手ではないため、時々「うがぁ……」とか「むが」とか挟んでいたが、それでも大まかな流れは理解できるだろう。

[メイン] 夢見 心地 : その話を聞いて

[メイン] 夢見 心地 : 「う…」
ぐらり

[メイン] 夢見 心地 : 「う
  あ
        ぁ
        あ

 あ」

[メイン] 夢見 心地 : やってしまった!恐らく重要な感じの邂逅シーンのぼせただけで丸々潰してんじゃん!私のバカ!

[メイン] 夢見 心地 : 落ち込んだ、酷く落ち込んでいた

[メイン] イルル : 「んがああ!?」
と、突然の声に目を丸くしつつ。

[メイン] イルル : 頬をぽりぽり、とかく。
なにやらわからないが、見るからに沈んでいる。

[メイン] イルル : 「んが~……飴でも舐めるか?」

[メイン] 夢見 心地 : 「……うん…」
ションボリ

[メイン] イルル : ポケットから一つその手に握らせながら。

[メイン] イルル : 「んがー……だ、だが……まだ巻き返すことはできるはずだ
 今から尋ねるのは、事件の核だからな」

[メイン] 夢見 心地 : 飴を舐めて、ほんの少しだけ冷静になる
そうだ、落ち込んではいられない、まだ物語は終わってないのだから

[メイン] イルル : と、周囲を見渡す。
好都合なことに、現在休んでいる人はイルル、夢見の二人。
これからも人が来る気配はない。

[メイン] 夢見 心地 : 嘘つらい、でも頑張る

[メイン] 夢見 心地 : 「……うん、OKすまないね、話続けて」

[メイン] イルル : こくりと頷き。

[メイン] イルル : 「まず、こいつがどうして人の言葉を話せるかだが────」

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : ・「猿のレネゲイド被害の感染源について」 <情報:UGN><情報:ゼノス><知識:レネゲイド>、難易度:8

[メイン] イルル : (2+0)dx+1 情報UGN (2DX10+1) > 3[1,3]+1 > 4

[メイン] イルル : ぐぐ……財産点4消費!

[メイン] 夢見 心地 :

[メイン] system : [ イルル ] 財産P : 4 → 0

[メイン] 夢見 心地 : ギリギリ…足りた!

[メイン] GM : 全ツッパは格が違う

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・「猿のレネゲイド被害の感染源について」
 猿のシンドロームはキュマイラ/ハヌマーン/ノイマンであるが、その中にウロボロスの成分が混ざっている。
 そのウロボロス成分をじっくりと分析すると、浜西温泉街近くにある森の奥由来の成分が含まれていることが分かる。おそらくは、感染源はそこにあるだろう。
 また、その森には、昔盛況していた温泉宿「住良木旅館」があった。森に入り、徒歩で1時間以上歩いた場所に廃墟として放置されているらしい。
 住良木旅館は、昭和後期から営まれていた温泉旅館であり、客数減少と後継者不足に伴い、数年前に廃業となった。
 大自然に囲まれた場所にあり、秋には紅葉を、冬には雪景色を楽しみながら温泉を楽しむことができたようだ。
 街から遠く離れた場所に建設されてあるため、取り壊し工事も行われていないまま、放置されている。
 現在、住良木旅館に続き道は封鎖されており、一般人が立ち寄ることはほとんど無いだろう。

[メイン] GM :  

[メイン] イルル : 「お前に名前はあるのか?
 私はイルルだ、よろしくな」

[メイン] : 「………!?」

[メイン] : 喋ってもいいのか、戸惑ってる顔。

[メイン] イルル : と、胸元で抱えたままの猿へと声をかける。

[メイン] イルル : 「うむ、こいつは私の仲間だ
 ここでなら喋って構わない」

[メイン] イルル : ちらりと夢見を見つつ。

[メイン] : 「……!マジか」

[メイン] : 普通に人語を話す。

[メイン] 夢見 心地 : 「お~ホントにしゃべった」

[メイン] : 「あ、ど、どうもッス、えっとおれはー……名前は、無いッスね、はい」

[メイン] : 「その、色々と、すんません……マジで、なので、殺すのだけは……」

[メイン] 夢見 心地 : 「無いんだ…仲間内でも会話でコミュしてるんでしょ?名前無いって不便じゃない?」

[メイン] イルル : 「むぅう~~……なるほど
 猿というだけでは、何だか……気持ち悪いな」
と腕を抱えて唸り。

[メイン] : 「んー……仲間は別に喋らないですし……あと、匂いで識別はできますし……」

[メイン] 夢見 心地 : 「えっそうなの?じゃあ感染してるの君一人だけ?」

[メイン] イルル : ふんふん、と話を聞き。

[メイン] : こくりと頷く。

[メイン] : 「え、えっとそれで……おれは、どうしたらいいんでしょうか……?
 ここから、どうなるんでしょうか……?」

[メイン] イルル : 「そうだな、ヒノキ風呂で出会ったしヒノキっていう名前でもいいか?
 お前の処分か、そうだな」

[メイン] : めっちゃ流暢な日本語を話す。トライブリードのノイマン要素が光る。

[メイン] イルル : ぽん、と頭に手をやり。

[メイン] ヒノキ : 「! ヒノキっすか、わかりました!」

[メイン] ヒノキ : 頭に手をやられ、気持ちよさそうに。

[メイン] 夢見 心地 : 「UGNの施設に送られて…まあジャームでもないし殺されることは無いんじゃない?」

[メイン] イルル : 「私が保護する限りは、まず殺されることはない。絶対に守ろう
 ……その後は、事態が落ち着いてからだな」

[メイン] ヒノキ : 「それなら良かったっす……」
安堵する。

[メイン] イルル : 夢見の言う事はその後、を示しているのだろう。
仲間と離れるかもしれないのは、少々苦々しいが。

[メイン] 夢見 心地 : 「んでじゃあヒノキね…私は夢見心地、よろしくね」

[メイン] イルル : 「しかし、なぜ私の鞄……それに、他の人間の物を盗もうと思ったんだ?
 お前をこうして頭を良くした主が……原因か?」

[メイン] イルル : じっと、ヒノキの瞳を見て話す。

[メイン] ヒノキ : 「よろしくっす! ……あ、え、えっとそれはー……その、単純にぃ
 美味い食べ物目当てと言いますかぁ……家族を養うのに必要でぇ……」

[メイン] ヒノキ : そんだけっす、と申し訳なさそうに。

[メイン] イルル : 「む……いや、早とちりをしてしまったのは私の方だ」

[メイン] ヒノキ : 「……あのー、ところで、あなた達は……?」

[メイン] 夢見 心地 : 「仕事で異常現象を調査してる人だよ」

[メイン] イルル : 「うが、それはだな……う、うむ」

[メイン] ヒノキ : 目をぱちぱちとさせ、そして自分を指す。
やっぱ、おれっすか?と言いたげな顔で。

[メイン] 夢見 心地 : その顔に頷く

[メイン] イルル : イルルの頭では言い表しにくかったのか、言いよどみ。そして夢見に頷き。

[メイン] イルル : 「……本来は、お前を捕まえて処遇を決めるだけの仕事だったのだが
 一つ、問題が出来てしまってな」

[メイン] ヒノキ : 「……え、えっとぉ……そっすか……それなら、その、うーん
 おれがこうなった理由は……なんか、変な温泉に入ってから……
 ……っすかねぇ……?あんまり、良い情報あげられなくて
 申し訳ないっすけど…… ……ん?」

[メイン] イルル : そう言って、頭を撫でれば。

[メイン] イルル : 「……変な温泉……
 というと、この文字を見たことはないか?」

[メイン] イルル : そう言って、端末を開き。
資料に書かれていた、『住良木旅館』というもの。

[メイン] イルル : 廃墟になっているだろうが、もし取り残されていないのであれば。
看板も残っていると思うのだが。

[メイン] ヒノキ : 「あーーーーー、あるある!あるっす!
 ていうかおれ、そこの露天風呂に落ちちゃった途端
 こうなっちゃったと言いますか」

[メイン] ヒノキ : 「この建物、ぼろっちぃっすけど、でも食べ物の匂いが時々するんすよね」

[メイン] ヒノキ : 「それで不思議なことに……おれ以外、その場所を見たことないって
 言ってまして……実際、おれがそこに訪れる時って
 俺の仲間や、他の動物って、いないんすよね」

[メイン] イルル : 「……それは……おかしいな。
 食べ物の匂いがあるなら、お前のように動物が集まってもおかしくないはずだが」

[メイン] イルル : ふんふん、と鼻を動かし。

[メイン] 夢見 心地 : 「いない…?」
そうなると、考えられるのは…

[メイン] 夢見 心地 : 単なるレネゲイトの発生源ではなくその土地自体が力を持っている…?

[メイン] 夢見 心地 : 「他に見えない…となるとそれは少しマズいかもしれないね、」
「その場所に行ってみたいけど案内頼める?」

[メイン] ヒノキ : 「! わ、わかりやした!」

[メイン] ヒノキ : 拒否はできない、生殺与奪の権は、握られてるッ

[メイン] イルル : 「……まぁ、案内だけ終わったら隠れても大丈夫だ
 なにせ、そこからは私たちの仕事だからな」

[メイン] イルル : UGNとして、レネゲイドを振りまく何かを置いておくわけにはいかない、というもの。

[メイン] イルル : ぽん、とまた手を置いて。

[メイン] イルル : 「冒険という奴だな、それでは行くとしようか」

[メイン] イルル : と、背を伸ばし、足を向けようとする。

[メイン] 夢見 心地 : 「……あ~その前にちょっとまって」

[メイン] 夢見 心地 : そういうと外に飛び出していき…

[その他] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 61 → 65

[メイン] 夢見 心地 : 「お待たせ」
戻ってきてヒノキに携帯を手渡す

[メイン] ヒノキ : 「! こいつは……?」

[メイン] 夢見 心地 : 「今コンビニで契約してきた、UGN支部の電話番号入れてるから案内した後”貴方たちが探していたRBです”って言えば伝わるはずだよ」

[メイン] イルル : むぅっ、後処理か。意外と夢見……考えた事に関しては手早いな。

[メイン] イルル : とか、ぽけーっとした顔で見つめつつ。

[メイン] ヒノキ : 「な、なるほど……?わかりやした、よく分からないすけど
 貰えるもんは貰っときます!あざす!」

[メイン] イルル : ただ、事が終われば使い捨てのような扱いを受けてしまうだろう。
彼の家族に関しては、また後で考えないといけないが。

[メイン] 夢見 心地 : そういえば流暢にしゃべってたから気付かなかったけど使い方知らない…?とか思いつつ

[メイン] 夢見 心地 : まあそれは追々伝えるとして…

[メイン] 夢見 心地 : 「じゃあ皆集めて問題の所に行こう!」

[メイン] イルル : 「竜は気が早いんだ、いざ向かってみよう」

[メイン] イルル : 夢見にこくりと頷き。

[メイン] イルル : 二人は、休憩所から足を延ばす。

[メイン] イルル : なぜならば、ここからは休憩ではなく────
仕事。

[メイン] イルル : 非日常を抑えこむために、非日常が駆け出していく。

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] GM : trigger『Mysterious Spot』 登場:任意

[メイン] イルル : 57+1d10 登場/リザレクト (57+1D10) > 57+5[5] > 62

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 57 → 62

[メイン] アルバトリオン : 1d10 (1D10) > 4

[メイン] system : [ 煌黒龍 アルバトリオン ] 侵食率 : 58 → 62

[メイン] 夢見 心地 : 65+1d10 登場/リザレクト (65+1D10) > 65+4[4] > 69

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 65 → 69

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] 雪音クリス : 72+1d10 登場/リザレクト (72+1D10) > 72+5[5] > 77

[メイン] GM :  

[メイン] GM : そうしてあなた達は、ヒノキの案内に従い、住良木旅館のある場所まで向かおうとするも。

[メイン] ヒノキ : 「ここっすね!」

[メイン] ヒノキ : そう言い、猿が歩き出すと、消える。

[メイン] GM : その先には、生い茂った木々しかない。

[メイン] 雪音クリス : 「……ッ!?」

[メイン] 夢見 心地 : 「あれ…?私達にも消えて見えるな」

[メイン] アルバトリオン : 「ふむ」

[メイン] アルバトリオン : 「隠蔽処理でも行っているのかね?」

[メイン] アルバトリオン : 軽く一歩踏み込んでみる

[メイン] 夢見 心地 : 「……入ってみよう」

[メイン] イルル : 「んがっ……!?」

[メイン] GM : 踏み出しても、何も無い。ただの森だ。

[メイン] 雪音クリス : 「…攻撃を受けた、わけじゃないか。 追うぞ」

[メイン] 夢見 心地 : 「……?」

[メイン] 夢見 心地 : 「お~いヒノキ戻ってきて~」

[メイン] 雪音クリス : ゴンッと音を立てて木にぶつかる

[メイン] イルル : 目を擦って見やるが。変わりなく、ただの森。

[メイン] 雪音クリス : 「……どう、なって……る」

[メイン] アルバトリオン : 「隠してるのでもないか」

[メイン] ヒノキ : 夢見の声に、普通に戻って来る。

[メイン] ヒノキ : 「え?どうしたんすか?え?」

[メイン] 夢見 心地 : 「なんかね、急にヒノキ消えた」

[メイン] イルル : 「無事……だったのか
 む、むむ……?」

[メイン] ヒノキ : 空間から、ぬめりと現れて来るように。

[メイン] ヒノキ : 「????」

[メイン] 雪音クリス : 「…ヒノキ、その場所とやらあたしらには見えんらしい」

[メイン] 夢見 心地 : 「それで私達は何か入れない」

[メイン] アルバトリオン : 「何か入る手順が違えてるように見えるな」

[メイン] 雪音クリス : 「…そうだ、手を引いて歩いてみたらどうだ?」

[メイン] ヒノキ : 「え?だってあそこに古い建物、あるじゃないすか」

[メイン] イルル : 「……森しか見えないぞ、むう~~」

[メイン] ヒノキ : ヒノキが指差す方向には、木々が生い茂っている。

[メイン] 雪音クリス : 昔見た動物園の猿の芸を思い出し、言い出しっぺの法則を先取りして手を伸ばす

[メイン] アルバトリオン : 「…ほほう?」
見えているのか

[メイン] 雪音クリス : 「先導できるか?」

[メイン] イルル : 瞳孔を細く、蛇のようにして見るが。
それでも変わりない。

[メイン] 夢見 心地 : 「…私達には見えないねえ」

[メイン] ヒノキ : 「え?あ、はい!」

[メイン] ヒノキ : そのまま全員を連れて、その方向まで向かうも、猿はある領域で消える。

[メイン] アルバトリオン : 「ふうむ」

[メイン] 夢見 心地 : 「そうだ、一旦こっち戻ってきて手を繋いでくれる?その状態で引率してみて」

[メイン] 雪音クリス : 「……同じ結果か」

[メイン] アルバトリオン : 「仕方ない、軽く探るしかないか?」

[メイン] イルル : 「む、そうだな……見てみよう」

[メイン] イルル : 知識:レネゲイドでこの空間を調べることは可能か?

[メイン] GM : 難易度15

[メイン] イルル : (1+0)dx 【精神】 (1DX10) > 5[5] > 5

[メイン] クリメイター :  

[メイン] クリメイター : 「─────ほう、見つけたようだのう?UGN」

[メイン] イルル : ぴくり、と角が動く。

[メイン] アルバトリオン : 「久しいな」

[メイン] クリメイター : ああ。と口角を上げ。

[メイン] 夢見 心地 : 「え~っとこの人がクリメイター…だっけ?」
さっきいないので知らない

[メイン] イルル : 「お前が……見えないように仕掛けたのか?クリメイター」

[メイン] イルル : こくり、と夢見に頷き。

[メイン] クリメイター : 「そこか、ほう……大層なものだ
 そこにあると認知せねば、何匹たりとも入ることは叶わず、か」

[メイン] クリメイター : 「否」

[メイン] クリメイター : 「よほど隠したいものがあるのであろう?
 されど、漏れは出てしまうものぞ」

[メイン] アルバトリオン : 「まぁ、其方の都合で考えれば態々隠す意味も無かろうさな」

[メイン] アルバトリオン : 「…で、どうするのだ?」
「其方が暴いてみるのかな?」

[メイン] クリメイター : 「良かろう」
ニヤリと。

[メイン] 雪音クリス : 「助かるが……少し待ってくれ」

[メイン] 夢見 心地 : ああそういう判定的な問題だったの…と
そういえば隠密の判定を久々に聞いた夢見だった

[メイン] 雪音クリス : 「おい!ヒノキ、一旦出てこい!お前を捕まえた怖い姉ちゃんがそっちに何かするぞ!!」

[メイン] ヒノキ : 「!?!?!?!? うきゃ~~~~!!」

[メイン] ヒノキ : ぴょいーーーーーーんっ!!!と、イルルの服の中に退避してくる。

[メイン] イルル : おっとっと、と服の中でキャッチ。
胸にすっぽりと収まる。

[メイン] 雪音クリス : 「よし、他には中に誰もいなそうだな?」

[メイン] クリメイター : 「其の猿は、元は《AWF》持ち
 レネゲイドに対する強い抗体を持っておったがゆえに
 この"領域"に踏み出せたのであろうな」

[メイン] クリメイター : クリメイターは、猿を捕獲した一瞬で、その生体情報を調べ上げたようだ。

[メイン] イルル : 「む、なるほど……
 なら耐性を持たない私たちは、どうするつもりなんだ?」

[メイン] イルル : 首を傾げ、クリメイターに問う。

[メイン] クリメイター : 「? 簡単であろう」

[メイン] クリメイター : 手を掲げる、そしてその先にレネゲイドの渦が。

[メイン] クリメイター : 4dx+11>=9 (4DX10+11>=9) > 10[2,9,10,10]+3[1,3]+11 > 24 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────生い茂る木々の光景が、揺らぐ。

[メイン] GM : 空間は捻じ曲がり、そしてそこには─────古い建物
住良木旅館が建っていった。

[メイン] アルバトリオン : 「分かりやすいな」

[メイン] イルル : 「……んがぁっ!?」

[メイン] クリメイター : 「くくく、パンドラの箱かのう」
妖艶な笑みを浮かべながら、中へと入っていく。

[メイン] 雪音クリス : …あの規模を容易に曲げてくるかい
こりゃあ結構なお手前だ

[メイン] イルル : 「すご、やるなあいつ……」
じっとクリメイターへと目を向け、その奥にそびえる旅館を見やる。

[メイン] イルル : こんな大きい物が隠されてたなんて……
しかし、これを見つけられたヒノキ自身も中々だな。
と思いながら。

[メイン] イルル : ごくり、と息を呑み。
旅館の中へと一歩、足を踏み入れていく。

[メイン] アルバトリオン : 「まぁ、行くか」

[メイン] 夢見 心地 : 「いこいこ」

[メイン] アルバトリオン : 特に気にすることも無く、そのまま施設へ

[メイン] 雪音クリス : 警戒しつつ、ゆっくりと歩を進める

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────そこは、外装と同じような印象を受ける、和風の旅館であった。
電気も通っておらず、床を踏み出せば、ギシギシと音が鳴ることだろう。

[メイン] 夢見 心地 : ……えっ?DXで探索箇所?急にクトゥルフじみたことが出てきたけど…

[メイン] 夢見 心地 : まあ調べるなら温泉より客間気になるよね

[メイン] 夢見 心地 : というわけで客間に向かったのだった

[メイン] GM : そうして夢見が客室へ向かうと─────。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・客室
 どこももぬけの殻であるが、とある一室には、タバコの吸い殻等、生活の跡があった。
 その部屋をよく探すと、レネゲイドに纏わる、FHの研究資料が見つかるだろう。
 そこには、ウロボロスRBによる、レネゲイド退化温泉『サイレントスプリング』の文字があり、この廃墟でどうやら実験が行われていることが分かる。
 また、最後に研究者であろ名前が書かれてあった。『ドラッギー』と。聞き覚えは無いだろう。

[メイン] GM :  

[メイン] 夢見 心地 : 「レネゲイト…”退化温泉”?」

[メイン] アルバトリオン : 「ははん」

[メイン] 夢見 心地 : どういうことだ?あの温泉でヒノキは発症したのでは?

[メイン] アルバトリオン : 「成程、確かにウロボロスのあり方っぽいな」

[メイン] アルバトリオン : 「さぁ、何を考えてたのかは知らないが…」

[メイン] アルバトリオン : 「この研究項目にウロボロスは的確に思えるよ」

[メイン] アルバトリオン : 「それでうまく扱いきれなかった、なんかも思い浮かぶが」

[メイン] 夢見 心地 : 「……あ~」

[メイン] 夢見 心地 : 「じゃああの温泉今かなりマズいんじゃない?」

[メイン] アルバトリオン : 「元から不味かろうよ」

[メイン] アルバトリオン : 「浸かるだけで覚醒、だしな」

[メイン] アルバトリオン : 「さっさと元を断ちたいものだね」

[メイン] 夢見 心地 : 「にしてもどうやろうか…まあ今は皆の所に戻ろう」

[メイン] アルバトリオン : 「そうさな」

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] イルル : ギシギシ、と音を鳴らす床を。
楽しげに踏みながら進んでいく。

[メイン] 雪音クリス : 「…年季入ってんな」

[メイン] イルル : 目指す先は、昔は様々な人の癒しとなったかもしれない─────
しかし今は、レネゲイドを引きおこす温泉。

[メイン] イルル : ぴょんぴょん、とステップしていたところに。
こくりと頷く。

[メイン] イルル : 「この家自体が歳を取ってるようだからな
 だが……温泉もまた、その歳を経て凄いことになってそうだ」

[メイン] 雪音クリス : 「…だな、 まだ由来はわからないが、あんな事が起こせるとなれば」

[メイン] 雪音クリス : 危険度はおして知るべし

[メイン] イルル : こくりと頷いたが、ぎしぎしとなっていた音が止まる。

[メイン] イルル : 「……ここが、目当ての場所か」

[メイン] イルル : 息を呑み、扉に手を掛ける────

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・温泉
 大自然に囲まれる中、広い欲情にある風呂の内の一つに、高レネゲイド反応が観測される露天風呂を発見するだろう。
 湯気が出ており、源泉から湧き出た天然の温泉であること、そして入ろうと思えば入れることが分かるだろう。
 シンドロームは、ウロボロス。それ以上の情報は、深く調べないと分からない。

[メイン] GM :  

[メイン] イルル : 「うぉっと……!」

[メイン] 雪音クリス : 「…オイオイ、こいつが源泉から湧き出続けてるなら、この大元は」

[メイン] 雪音クリス : もう既に汚染されてるってか、しかも感染力激ヤバのレネゲイド温泉が…

[メイン] イルル : かぐわしい湯気、そしてその熱を飲み込まんとするほどのレネゲイド反応。
くらりと揺らぎそうなくらいで。

[メイン] イルル : 「おーい、聞こえるかー?」

[メイン] イルル : 温泉に向かって呼び掛けてみる。

[メイン] GM : イルルの声は、大自然の中に、しぃん、と消える。

[メイン] 雪音クリス : 「…意志がないのか、あるいは発生気管を持てないのか?」

[メイン] イルル : 「……むー、ダメか
 全部のレネゲイドがRBになるわけではない、というのは聞いたことはあるが」

[メイン] イルル : クリスに、そうかもしれない、と頷き。

[メイン] 謎の男 : 「─────気になるんかァ?あの温泉を」

[メイン] イルル : 「ともかく、それならそれで調査する時間は────」

[メイン] 雪音クリス : 「!?」

[メイン] イルル : 「んなっ!?」

[メイン] イルル : バッ、と振り向く。

[メイン] 謎の男 : イルル、そしてクリスの背後に、タバコを吹かす青年が。

[メイン] 謎の男 : 「ようこそってか?オレ様の住居に、いんや
 温泉旅館に!ガハハ!」

[メイン] イルル : 「お前は……む、一体何者だ?」

[メイン] イルル : ただ敵意も見せないで現れた彼に、きょとんとした顔で尋ねる。

[メイン] ドラッギー : 「ドラッギー」
それだけ応え、タバコを咥える。

[メイン] ドラッギー : 「お前らは、アレだろ?UGNだろ」

[メイン] イルル : 「む……なにっ、バレたのか!」

[メイン] イルル : 素直にYES、ととれるような答えをする。

[メイン] ドラッギー : 「ガハハハ!オレ様をバカにすんじゃねぇよ」
陽気な態度で大笑いする。

[メイン] ドラッギー : 「で?あの温泉が気になんだろ?」

[メイン] ドラッギー : 「入ってけよ、オレ様の温泉に」
ニィッ、と笑う。

[メイン] イルル : 「ああ、あれは……一体どういうものなんだ……?
 ……む、ふむう」

[メイン] イルル : 顎に手を当て、ドラッギーを見やる。

[メイン] ドラッギー : 「入りゃ分かる、口で説明するよりかは体験した方がはえーだろ?」

[メイン] ドラッギー : ぶはあ!と大きな灰煙を吐き出す。

[メイン] イルル : 「確かに、気になるなら……入るのが一番か
 えほっけほっ、むぐー……信じるぞ」

[メイン] イルル : そしてそのまま、躊躇なく服を脱ごうとする。
ドラッギー、クリスが目の前にいるのにもかかわらず。

[メイン] ドラッギー : 「ガハハ!いやぁ受け入れてくれんのはありがてぇが
 オメー、随分と人を信じすぎだな、まぁいいけどよろしくなァ!
 ………って、どわァアッ!?」

[メイン] ドラッギー : 思わずそれに吹き出す。

[メイン] ドラッギー : 「バカかてんめぇ!!?!?ざっけんな!!
 オレ様が出て行ってからにしろやァアアッッ!!!」

[メイン] ドラッギー : ドラッギーはドタドタと脱衣場の奥へ去る。

[メイン] イルル : 「なんだ、別に邪魔しに来たんではないんだろう?
 なら信じるのも……行ってしまった」

[メイン] イルル : 走り去る彼が何故行ってしまったかがわからず、首を傾げるが。
とりあえず服を一枚一枚脱ぎ、籠に入れておき。

[メイン] イルル : 「む、では入るとするか」
と、足をちゃぷん、と沈めてみる。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────イルルの意識が、精神が、吸い寄せられるような感覚と共に。

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 62 → 53

[メイン] GM : イルルに宿るレネゲイドが、湯舟の奥へと沈んでいく。

[メイン] イルル : 「ッ」

[メイン] イルル : 「ぁ……?」

[メイン] イルル : イルルの体に宿る、《獣の直感》が叫ぶ。
この湯舟は────私の体には、ヤバい。

[メイン] イルル : 「ッ、が、あっ……ぐ、ぅううっ」

[メイン] イルル : 目の前がぐらぐら、と揺らぐような感覚。
足を動かせば、まるで動かした分だけ溶けていくような錯覚。

[メイン] イルル : バシャ、と必死の思いで手を淵にかける。

[メイン] イルル : 「ッ、ぐ、がああああああッ!!!!!!」

[メイン] イルル : 腕を力任せに、思いっきり体をぶん投げる。

[メイン] イルル : ばしゃぁ、としぶきが上がり。
イルルの体は床に叩きつけられる。

[メイン] イルル : 「が、ぐうう……はぁっ、はぁっ……」

[メイン] ドラッギー : 「─────どうだい、オレ様の温泉の、湯加減は」
声だけが、脱衣場の奥で。

[メイン] イルル : 「私にとっては、これは……熱すぎる」

[メイン] イルル : はぁ、はぁ、と息を切らしながら答える。

[メイン] ドラッギー : 「ガハハハハ!そうだな!まだ研究途中だからなァ!」

[メイン] ドラッギー : 「だがよ、分かっただろォ?」

[メイン] ドラッギー : 「そいつァ─────」

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー : 「─────レネゲイド、完全治療の"可能性"だ」

[メイン] ドラッギー :

[メイン] ドラッギー : ガハハハハハハハ!!!という馬鹿笑いが、脱衣場の奥で響く。

[メイン] イルル : 思わず、目を真ん丸と丸くする。

[メイン] イルル : 「そんなことが……本当にできるのか?!
 いや、しかし……私の体が、温泉に流れ出る感覚……」

[メイン] ドラッギー : 「できる」

[メイン] イルル : 「……断言するのか」

[メイン] ドラッギー : 「つーか体験しただろ?侵蝕率下がる感覚がよ」

[メイン] ドラッギー : 「ああ、オレ様はこう見えてもエリートなんだぜェ?」

[メイン] イルル : 見えない声に、ちらりと顔を向ける。

[メイン] イルル : 「なる、ほどな……」

[メイン] 雪音クリス : 「…なるほど、大したもんだ」

[メイン] ドラッギー : 「ガハハ!照れるからその辺でやめときな!」

[メイン] ドラッギー : 「それに、まだ試験途中っつったように
 侵蝕率の吸いがまだ甘ェ」

[メイン] ドラッギー : 「完全に吸わせるにゃ、まだまだ試行が必要だな」

[メイン] ドラッギー : 故に、高レネゲイドとの接触により、覚醒に至る、というわけだ。

[メイン] 雪音クリス : 「…後は、レネゲイドを吸いすぎたお湯がどうなるか。だな」
レネゲイドが完治した世界でお湯の魔神が暴れ出して──なんて末路が来たら笑えない

[メイン] イルル : 「ああ、確かに……
 レネゲイドを無くすなら、やるな、という事だが……」

[メイン] イルル : クリスにこくり、と頷く。

[メイン] ドラッギー : 「ガハハ!んなの簡単だろ
 あとは蒸発させりゃいいだろ?オリジン:コロニーだぜェ?」

[メイン] ドラッギー : 「オリジンを断てば、RBは死ぬ」

[メイン] イルル : 「なっ」

[メイン] クリメイター : 「─────聞き捨てならぬよのう」

[メイン] 雪音クリス : 「……ったく、よりにもよってソレかよ」

[メイン] クリメイター : 炎のレネゲイドが、浴場に立つ。

[メイン] イルル : 湯気の中、顔が歪みつつ。

[メイン] クリメイター : そしてその視線は、脱衣場の先に。

[メイン] 雪音クリス : 最悪のアイデアと、最悪のタイミングで現れた協力者に顔を顰める

[メイン] クリメイター : 「レネゲイドの完全治療?」

[メイン] クリメイター : 「させぬぞ、人の子よ」

[メイン] クリメイター : ─────手を脱衣場へ翳し。

[メイン] クリメイター :  

[メイン] クリメイター : 《災厄の炎》

[メイン] クリメイター :  

[メイン] クリメイター : 一瞬で、炎に包まれる。

[メイン] クリメイター : 業火が。人の厄が吹き荒れる。

[メイン] ドラッギー : ─────その炎の中。

[メイン] ドラッギー : 男は、変わらぬ顔立ちで立ち続ける。

[メイン] ドラッギー : 「ガハハハハハハッ!!」

[メイン] イルル : 「ッぅうう……!?」
手を顔の前に翳し、その業火に目を細めたが。

[メイン] イルル : ……生きてる!?生き返ったわけではない……?

[メイン] ドラッギー : 「ちょうどタバコに火をつけたかったとこだぜェ!!
 ゼノスッッッ!!!!」

[メイン] ドラッギー : 牙を見せるように笑う。

[メイン] ドラッギー : 眉間に多くの皺を寄せながら、赤黒の少女へ睨みを利かす。

[メイン] 雪音クリス : 「三つ巴…にはなってないが、まずは落ち着かせないとヤバいぞ!」

[メイン] ドラッギー : 「オレ様の邪魔をするなら死んどけ、カスが」

[メイン] イルル : バッ、と体を滑り込ませ。
二人の間に入る。

[メイン] 雪音クリス : なにせ、こいつらはどんな怨敵になってもおかしくない、この旅館で蹴りがつくならともかく……

[メイン] ドラッギー : 《エクスプロージョン》《ツインバースト》─────。

[メイン] ドラッギー : ─────それを、止める。

[メイン] ドラッギー : 「………あァん?」

[メイン] イルル : 「だめだ!」

[メイン] イルル : ぐるるる、と牙を見せるように二人を見つめ。

[メイン] ドラッギー : 「って、どわァアアッ?!?!だ、だからてめぇ!?それ!?」

[メイン] ドラッギー : 「裸体見せてんじゃねェエエッ!!!」

[メイン] 雪音クリス : 「…あー、うん。 そうなるか、そういえば」

[メイン] クリメイター : 「─────UGNよ」

[メイン] イルル : んがぁ……?と首を傾げたが。

[メイン] クリメイター : 「あやつは、FHぞ?」

[メイン] イルル : 「……そうか、恥らいが足りないのか?
 ……ああ、なんだ」

[メイン] イルル : くるり、と体を向ける。

[メイン] クリメイター : クリメイターは依然として、厄の炎を身に纏う。

[メイン] イルル : 「アイツは庇わなくても、生きられるほどの強さだろう」

[メイン] イルル : 「そしてお前も、それに巻き込まれても傷を残さないだろう」

[メイン] イルル : 「だが」

[メイン] イルル : ぴしっと、風呂を指さす。

[メイン] イルル : 「コイツは、どうなるかわからないんだぞ!」

[メイン] クリメイター : 「左様」

[メイン] クリメイター : 「なればこそ、燃やす」

[メイン] クリメイター : 手を、ウロボロスの湯へ向ける。

[メイン] ドラッギー : 「おォ~~~~~~っとォ」

[メイン] 雪音クリス : …こいつ、あの湯まで心配してたのか

[メイン] ドラッギー : 「火を吐いた瞬間、オメー、粉々だぜェ?」

[メイン] イルル : 「んがぁっ……!?
 ……お前、こいつは……同じRBじゃないのか……?」

[メイン] ドラッギー : 「《リザレクト》もできねェくらいになァ!!!
 ガハハハハハハハハハハッ!!!!!!」

[メイン] クリメイター : イルルの問いに、ちらりと視線を向け。

[メイン] クリメイター : 「ウロボロスは敵なりや」

[メイン] クリメイター : 「妾達の存在を脅かすならば、死を与え給わん」

[メイン] クリメイター : 「其方達もそうであろう?」

[メイン] クリメイター : 「ジャームは氷の棺に入れる」

[メイン] クリメイター : 「例え同じ人であっても」

[メイン] クリメイター : 「それと同じことなりや」

[メイン] イルル : 「…………」

[メイン] 雪音クリス : …否定はできない
人間の真似事をしてるだけだろうが、人の温もりを求めながら、奪う矛盾は犯している

[メイン] イルル : ぱしゃぁん、としぶきを立てる。

[メイン] 雪音クリス : 「だが、ジャームとはまた話が違うだろう」
「この湯のRBが……あ?」

[メイン] 雪音クリス : 水音に気付き、反論を停止する

[メイン] イルル : レネゲイド退化、人の日常を取り戻す温泉。
そして、RBの命を奪う────ウロボロスの湯。

[メイン] イルル : そこに、イルルはいた。

[メイン] クリメイター : 「─────!」

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 53 → 44

[メイン] 雪音クリス : 「この、バカ──!?」

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 44 → 35

[メイン] ドラッギー : 煙草を咥えながら、ほォ……と、目を細める。

[メイン] 雪音クリス : 「おい、何やってんだ!? このRBに敵意はないだろうが、んな事関係なしに消滅するぞ!?」

[メイン] イルル : ぐらり、と目の前が歪むような感覚。
これはまさしく、命の灯が消えようとする合図。

[メイン] イルル : 「ああ、そうだな……」

[メイン] イルル : クリスに、頷いて。

[メイン] イルル : 「だが、コイツだって同じ思いだろう」

[メイン] クリメイター : 「………?」

[メイン] 雪音クリス : 「……」

[メイン] イルル : ふうううぅ、ふう、と息を吐いて。

[メイン] イルル : 「役目のために作られて、その役目が終われば踏みつぶされる
 そして、その役目のために命を狙われ、潰される」

[メイン] ドラッギー : 「─────あ?」
眉を顰めながら。

[メイン] イルル : 「そんなのは、意志がないとはいえ……
 私は、いやだ」

[メイン] イルル : 「私とこいつは、意志がないなら……
 敵じゃ、ない」

[メイン] クリメイター : 「……………フン」

[メイン] クリメイター : 「お主がおるならば、其の源は断てぬか」

[メイン] クリメイター : 「ならば機を待つまでよ」

[メイン] クリメイター : 《瞬間退場》

[メイン] 雪音クリス : 「…そっちは、引いてくれるか」

[メイン] イルル : 「…………」

[メイン] イルル : 「うへぁ~……」

[メイン] イルル : だらんと、風呂の淵にもたれかかる。

[メイン] 雪音クリス : 「イルル、膠着状態は終わった、だから湯から…」

[メイン] 雪音クリス : 「…そりゃあ、緊張もするかい」

[メイン] イルル : クリメイターに攻撃されてしまっては、風呂のRBと自分の命は持たない。
ましてやあの火力をたたき出す者に注意し続けるのは、流石に、だ。

[メイン] 雪音クリス : 手を引いて、イルルを湯船から吊り出す

[メイン] イルル : 「ぅあ、たすかる……
 あんなに死を間近にしたのは、バハムートとの闘い以来だ……」

[メイン] 雪音クリス : 「何と戦う羽目になってんだよお前…」

[メイン] イルル : べちゃり、と風呂の床につき。

[メイン] ドラッギー : バスタオルをブン投げ。

[メイン] ドラッギー : ぶはぁッ!と、もくもく漂う灰煙を吐き捨てながら。

[メイン] ドラッギー : 「で」

[メイン] ドラッギー : 「─────どうやら、素直に帰りそうにもねェなァ?」

[メイン] ドラッギー : 片方の眉をへし曲げながら。

[メイン] イルル : 投げられたタオルで、ゆっくりと体を拭きながら。

[メイン] イルル : 「まぁ、な」

[メイン] 雪音クリス : 「ま、残念ながら……ああ、しっかりと根性見せられると、正論言いたくても引っ込むしかないんでな」

[メイン] イルル : クリスにへへへ、と笑いながらも。

[メイン] ドラッギー : 「いいぜ、なら準備整えてきな」

[メイン] ドラッギー : 「お仲間さんも連れてきて、な」

[メイン] ドラッギー : 「─────まとめでブッ潰してやるよ」

[メイン] ドラッギー : 黄の瞳で二人を睨み、そのまま旅館へと消えて行った。

[メイン] イルル : その黄色の瞳には────初めにはなかった、敵意が込められていた。

[メイン] イルル : 私は、コイツ────風呂のRBの事を庇った。
かといって、ドラッギーの事を知っているほど、否定できる材料があるわけではないのだ。

[メイン] イルル : 彼に、コイツを犠牲にしてもいいと思える。
その先に彼の”楽しさ”があるのであるのかもしれない。

[メイン] イルル : 「……わからないな」

[メイン] イルル : 《破壊者》であり、竜であるイルルはそれを察する術を持たない。

[メイン] イルル : だからこそ、愚直に、まっすぐに、体を動かすことしか知らない。

[メイン] イルル : 纏う湯気を、払った。

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : middle「効能:レネゲイド治癒」登場:任意

[メイン] イルル : 35+1d10 登場/リザレクト (35+1D10) > 35+1[1] > 36

[メイン] 雪音クリス : 77+1d10 登場/リザレクト (77+1D10) > 77+2[2] > 79

[メイン] イルル : :侵蝕率;1

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 35 → 36

[メイン] アルバトリオン : 1d10 (1D10) > 7

[メイン] system : [ 煌黒龍 アルバトリオン ] 侵食率 : 62 → 65

[メイン] 夢見 心地 : 69+1d10 登場/リザレクト (69+1D10) > 69+3[3] > 72

[メイン] system : [ 煌黒龍 アルバトリオン ] 侵食率 : 65 → 69

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 69 → 72

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : 住良木旅館、その一つの客室。

[メイン] イルル : お互いの情報を尋ねるために、まずは落ち着く場所で共有し合うこととなった。

[メイン] イルル : 和室、草の匂いが広がる一室。窓からは大自然が見えるだろう。
その中の机に胸と頭を乗せて、ぐでえと倒れている。

[メイン] イルル : 「────それで、こっちはこんな感じだった」

[メイン] 雪音クリス : 「…とまあ、少し浸かったイルルがこのザマだ。あの温泉は確かに凄まじい」

[メイン] イルル : 風呂場で起きた出来事を洗いざらい話す。
そう、この場には自分たち以外────”三人”のオーヴァードがいる。

[メイン] 雪音クリス : 砕けた様子で座り、どこからか用意した茶を飲んでいる

[メイン] アルバトリオン : 「随分な発明な事だ」
紅茶を啜りつつ

[メイン] イルル : 来ている服は激闘のさなか消えたため、旅館のものである浴衣を身に付けながら。
イルルのサイズに似合うものはないので胸元ははだけている。

[メイン] 夢見 心地 : 侵食率が下がる温泉…こういうことだったか

[メイン] 雪音クリス : 「…イルル、言ってくれれば服くらい出すぞ」

[メイン] イルル : 「はは、竜としたことが腑抜けてしまったな……
 だが、アイツもオーヴァードの一体だ
 保護する必要が、あると思う」

[メイン] 雪音クリス : その様子を見かねて、《ウォーキングクローゼット》で服を取り出しては消滅させる様子を披露した

[メイン] イルル : 「私の持っている服は全てこんな感じだぞ?」
と、クリスに返しつつ。

[メイン] 夢見 心地 : 「……えっ?保護って温泉を?」

[メイン] イルル : 「ん?ああ、そうだ」

[メイン] イルル : 胸に顔を乗せたまま、こくり、と頷く。

[メイン] アルバトリオン : 「まあ保護でなくとも確保したがりそうだしな、お上は」

[メイン] 雪音クリス : 「…」

[メイン] 夢見 心地 : なるほどな、そういう発想は私にはなかった
中々クレ…変わっているというか…いや

[メイン] 夢見 心地 : ”だから気に入った”

[メイン] アルバトリオン : 「仕方あるまい応急処置だ」
《影絵芝居》で影をイルルに貼り付けて服の代わりにする

[メイン] アルバトリオン : 「で、確保したいというのならそのリスクは如何程想定してるんだ?」

[メイン] イルル : うお、なんか見えなくなった、ありがとう、と返し。

[メイン] 雪音クリス : 「…まず、このヒノキと同じく迷い込んで覚醒しちまう奴がいるだろうな」
手元にいた猿を捕まえ、机に乗せる

[メイン] イルル : こくり、と頷いて。

[メイン] ヒノキ : うきっ!と鳴く。

[メイン] イルル : 「それと、目下の問題としては……
 ゼノスとFHのエージェントがあのRBを狙っている」

[メイン] イルル : 「そいつらと対立することになるだろうが……
 力量ではまず、私たちが束になっても勝てるかどうかわからん」

[メイン] アルバトリオン : 「頭が痛くなる話だな」
FHが作ったという時点でなのだが

[メイン] アルバトリオン : 「ははぁ、成る程」

[メイン] アルバトリオン : 「それは物理的に厳しく無いか?」
「応援でも寄越せるならいいが」

[メイン] 夢見 心地 : 「じゃあ片方だけでも説得?」

[メイン] 雪音クリス : 「応援が来るまでには間に合わないだろうな、クリメイターは機会を待つと言っていた」

[メイン] イルル : あの激しい攻防の中、お互いに傷一つなかったのだ。
なれば、あの二人のオーヴァードは組織の中でも高い戦闘能力だろう。

[メイン] イルル : クリスに頷く、いつ襲ってくるかはわからない。

[メイン] アルバトリオン : 「仮に確保したとして」

[メイン] イルル : 「……出来れば、お互い、剣を収めてくれればいいが……
 だが、最低限はそうだな」
と、夢見の言葉に頷きながら。

[メイン] アルバトリオン : 「その後待ってるのは何処ぞのプラン偏執者の刺客だろうな」

[メイン] イルル : 「……まあな、クリメイターと同じ、あるいはそれ以上の力を持つ者が現れるかもしれん」

[メイン] 夢見 心地 : 「うん…うん?いや」

[メイン] イルル : ゼノスとUGNは、対立関係というわけではない。
お互いにグレーゾーン、利害が一致すれば協力し合うこともある。

[メイン] 夢見 心地 : 「一度回収さえすればこっちのもんじゃない?いくらなんでも一ウロボロスの為にUGN施設に攻めてこないでしょ」

[メイン] アルバトリオン : 「さあな、奴のプランを読んだ記憶はないのでそれ以上はわかりかねるが」

[メイン] イルル : その関係に少なからずヒビを入れる、という重大さが。
RBのイルルにわからないわけではない。

[メイン] 雪音クリス : 「まあな、UGNだってバカじゃない。こんな重要物件にはそれなりに有能なやつを置くだろう」
そして、刺客とUGNの精鋭が激突すれば……まあ、地獄が待っている

[メイン] アルバトリオン : 「"やらない可能性"の方が無いだろ」

[メイン] イルル : あ、それもそうか、と夢見に頷くが。

[メイン] アルバトリオン : 「なんならFHも、その物好き以外の過激派は普通に懸念がある」

[メイン] 雪音クリス : 「少数精鋭のゼノスに、ダメージレースを走り抜ける体力はない。まあ、何より」

[メイン] 雪音クリス : 「この場にいない奴らを心配するには、この場を収めてからの方が効率が良いさ」

[メイン] アルバトリオン : 「成る程、コレを餌にすり潰せたら幸運か」
「それは考えなかったな、フフ」

[メイン] 雪音クリス : まずは、ここに攻めてくるクリメイターと敵対宣言をかましたドラッギー
この二人を説得、或いは撃退しなければならない

[メイン] アルバトリオン : 「…まぁそうも言うよなぁ」
「だとして、説得材料が見えないのでね」

[メイン] アルバトリオン : 「あまり可能では無い事を行った上で更にリスクが有りそうなのが些か気になっただけさ」

[メイン] イルル : アルバトリオンに頷く。説得というのは、不明慮なものが残るのは事実だ。

[メイン] アルバトリオン : 「まあ仮に一人だけなら多少の騙しも効くが」

[メイン] 雪音クリス : 「ま、それは足を動かすか……」
少し首を傾け

[メイン] アルバトリオン : 「何せ正反対の二体だ、嘘八丁も限度がある…が」

[メイン] 雪音クリス : 「お前や、支部長殿の直感を借りるのも悪くは無いさ」夢見に頼りにしている、と視線を向けた

[メイン] アルバトリオン : 「正直言えば、どちらになろうと結果としては大きく痛いわけでも無いし私は結構気楽だよ」

[メイン] イルル : 「ただ……私はアイツの名前を知らないし
 アイツは私の名前も知らないのも事実なんでね」

[メイン] アルバトリオン : 「説得できるのだとしたら、それはさぞ面白いだろうが」

[メイン] イルル : 「おぉ、言うじゃないか、クリス」
にやり、と笑って。

[メイン] イルル : 「そうか?それなら、楽しい物を見せられるようにするよ
 例えこれ以上の危機があったとしても、止まらない」

[メイン] イルル : 「なにせ、私は竜だ
 強い何者かに弱っていては、名が廃る」

[メイン] イルル : 牙を見せるように、にいっと笑い。

[メイン] アルバトリオン : 「そりゃあ良い、久しく見る喜劇だといいが」

[メイン] 夢見 心地 : 「説得…」
何か少し出掛りそうな気が…

[メイン] アルバトリオン : 「…まあ、強いて言えば入れ込み過ぎて怪我しないと良いな」
リラックスしたように、その笑みに笑い返し

[メイン] 夢見 心地 : ……あの温泉があの領域を作ったのなら

[メイン] 夢見 心地 : 温泉には意志がある…?

[メイン] 夢見 心地 : 能動調査
温泉に意志があるか

[メイン] GM : 11

[メイン] 夢見 心地 : 無形の影+コンセントレイト:ウロボロス

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 72 → 78

[メイン] 夢見 心地 : (6+1)dx7 【精神】 (7DX7) > 10[2,4,5,7,7,9,10]+10[1,4,4,7]+5[5] > 25

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 夢見の脳裏に

[メイン] サイレントスプリング : 『……………………』

[メイン] サイレントスプリング : 静かに眠り続ける少女の顔が、浮かぶだろう。

[メイン] GM :  

[メイン] 夢見 心地 : おや

[メイン] 夢見 心地 : おやおやおやおや

[メイン] 夢見 心地 : これは、これは知ってしまったらもう

[メイン] 夢見 心地 : ”保護する”以外ないだろう

[メイン] 夢見 心地 : 「あの温泉…意志を持っている」

[メイン] 雪音クリス : 「…やっぱりそうだったか、様子とかわかったか?」

[メイン] イルル : 「……そうだったのか」
目をぱちぱち、としつつ。

[メイン] 夢見 心地 : 「彼女…彼女はあの中の奥底で眠っていた」

[メイン] 雪音クリス : 「……奥底、か」

[メイン] アルバトリオン : 「まぁRBだというのならそう言うこともあるだろうさな」
ふんふん、と紅茶を飲んで

[メイン] 雪音クリス : …少し、無理をする必要がありそうだ

[メイン] イルル : 「……今は眠っている状態なのかもしれない
 ドラッギーがレネゲイドを吸わせるようにさせるために、とか」

[メイン] イルル : 「いずれにしろ、アイツの事を一番知ってるのは……
 親であるドラッギーだろうしな」

[メイン] 雪音クリス : 「…ま、そうだろうな。あたしの仮定もまだまだそこまでだ」

[メイン] イルル : そんな中、ちくりと。
一つの懸念が浮かび上がる。

[メイン] イルル : 「……ただ、問題は……
 UGNが保護してくれるかどうか、か」

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : 技能RCで、風呂のRBの侵蝕率調べられる?

[メイン] GM : 難易度11

[メイン] イルル : (1+0)dx+9=>11 【精神】 (1DX10+9>=11) > 8[8]+9 > 17 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : イルルが感じ取った、ウロボロスの湯の、その存在は

[メイン] GM : ─────侵蝕率201%

[メイン] GM : そして

[メイン] GM : ロイスを、3つ保有。

[メイン] GM :  

[メイン] イルル : 「…………」

[メイン] イルル : 目頭を、ぐっと押える。

[メイン] イルル : そして、すぐに三人に向き直る。

[メイン] イルル :         ・・
「アイツは────今は、オーヴァードと認められないだろう」

[メイン] 雪音クリス : 「…測定タイミングの課題か、確か“ディアボロス”も似たような理由でジャーム呼ばわりしてたっけな」

[メイン] 雪音クリス : そう見間違えても仕方がない強敵であった
そんな記憶を振り返りつつ まだ手を取れると仮定して思考を進める

[メイン] イルル : ああ、とクリスに頷く。

[メイン] アルバトリオン : 「つまり運が良ければオーヴァードにしてもらえるかも、と?」

[メイン] イルル : 「今は眠っている状態なら、アイツに日常なんてないだろう
 だが目を覚ました時、そこに理性を保てる何かがあったなら……」

[メイン] イルル : アルバトリオンに頷く。

[メイン] イルル : 「だから……希望がないわけじゃない」

[メイン] イルル : 「……推定ジャームを助けようとする、というのは……
 UGNの理念からは、外れているだろう」

[メイン] イルル : 「だが、今私たちが動くことが出来れば、アイツに日常を与えることも出来る」

[メイン] イルル : 「……我儘かもしれないが、付き合ってくれないか……?」

[メイン] イルル : と、起き上がり。
両手を机に付け、頭を下げようとする。

[メイン] 雪音クリス : 「…ふう」
茶を飲み終わりカップを机に置く

[メイン] 雪音クリス : 「イルル、頭は下げなくて良い。やましい事をして謝るわけでもないんだ 頭は上げて、前を向いて……こう言えよ」

[メイン] 雪音クリス : 「『これから、誰に向かっても胸を張れる様に正しいことをする 』とでも」
口端を吊り上げ、立ち上がる

[メイン] イルル : 彼女の声に、ぴたりと顔を上げる。
下がりかかった頭は、止まって。

[メイン] イルル : 「……ん、ふふ……そうか、そうだな……
 ……そう言えるために、ちゃんと胸を張らないとな」

[メイン] イルル : どん、と机の上に胸が置かれる。

[メイン] 雪音クリス : 「…そういうわけだ」
理屈としても、これはUGNに楯突くと断じれる物ではない なにせ、組織の最終目標はレネゲイドと人類の共存だ

[メイン] 雪音クリス : 目の前で助けられるかもしれない隣人を見捨てておいて、共存なんて恥ずかしくてほざけるかよ

[メイン] 夢見 心地 : 「………」

[メイン] 夢見 心地 : 「OK、やろう」

[メイン] 雪音クリス : 「…こんな言い方アレだが、期待してたぜ。夢見」

[メイン] 夢見 心地 : ニヤリと笑い返す

[メイン] イルル : 静かに春を待つ少女。
流れ出る汚れをその身にためて、消えてしまう前に。

[メイン] イルル : 効能:レネゲイド治癒の温泉は、中止になる。

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] 雪音クリス : シーン名『雪音クリス−恥+クリメイター=』登場:自由

[メイン] 雪音クリス : 79+1d10 登場/リザレクト (79+1D10) > 79+6[6] > 85

[メイン] system : [ 雪音クリス ] 侵蝕率 : 79 → 85

[メイン] 雪音クリス :  

[メイン] 雪音クリス : クリメイターの説得、事件の円満解決を目指すにあたり、絶対に達成するべき条件を果たす為 まずは居場所を探り…

[メイン] 雪音クリス : 能動調査:クリメイターの居場所

[メイン] クリメイター : 「─────なんだ?」

[メイン] クリメイター : 女は、クリスの背後に立っていた。

[メイン] クリメイター : 虚ろな、真っ黒な瞳と、赤黒い髪と、和服の。

[メイン] クリメイター : 「くくく、闇討ちか?」

[メイン] 雪音クリス : 「……っと、手紙を出そうと思ってたんだが」
少し驚かせるつもりだったが、腹芸は不得意らしい

[メイン] クリメイター : 口角を上げ、クリスを見やる。

[メイン] 雪音クリス : 「なに、ヒノキ……ああ、捕まえてもらった猿の事もある その例に一旦茶でもしばこうって話さ」

[メイン] クリメイター : 「良かろう、"ウロボロス"の少女よ」

[メイン] 雪音クリス : 目的としては説得でもあるが、決裂した場合になにも返さず殴り合うのは…所謂、美学に反するのだ

[メイン] 雪音クリス : 「…それじゃ、早速」

[メイン] 雪音クリス :  

[メイン] 雪音クリス : そうして、旅館の用意した一室へとたどり着く
交渉のイニシアチブを握る為のインパクトとして用意した鼻眼鏡は、虚しく安置される事になった

[メイン] 雪音クリス : そして、茶菓子を盛り付け
茶をお盆に乗せて配膳する

[メイン] クリメイター : 鼻眼鏡を一瞥し、何とも言えぬ表情ながら。

[メイン] クリメイター : 「ほう……羊羹か、くくく、好物でのう」

[メイン] クリメイター : 「で、話とは何なりや?」

[メイン] 雪音クリス : 「丁度いいのが手に入ってな……ま、土産のカタログを睨んだ甲斐があったよ」
そのまま反対側に座り

[メイン] 雪音クリス : 「さて、結論から先に言うと…」

[メイン] クリメイター : 茶をゆっくりと飲みながら。

[メイン] 雪音クリス : 「あの温泉のRBの意志を、ウチのイルルが目覚めさせる。 もしも成功すれば、RB…サイレントスプリングを見逃して欲しい」

[メイン] クリメイター : コト。と湯呑をテーブルに置く。

[メイン] クリメイター : 「その心は?」

[メイン] 雪音クリス : 「…言っちまえば、互いの……いいや」

[メイン] 雪音クリス : 「お互いの身内の利益か」

[メイン] クリメイター : 「ウロボロスの少女よ」

[メイン] 雪音クリス : 「…」

[メイン] クリメイター : 「知っておるであろう?あの湯の持つレネゲイドの保有量」

[メイン] クリメイター : 「其方達の規定に沿えば、これは強硬手段を講じても良い対象」

[メイン] クリメイター : 「そうでは在らんか?」

[メイン] 雪音クリス : 「…否定はしきれないが、それでもだ」

[メイン] 雪音クリス : 安全策としては、それを実行するべきだと主張する者がいてもおかしくは無い

[メイン] クリメイター : くっくっく、と肩を震わせて嗤う。

[メイン] クリメイター : 「それは─────」

[メイン] クリメイター : 「其方が、"ウロボロス"であるから、か?」

[メイン] クリメイター : 挑戦的な瞳で、クリスを見つめる。

[メイン] 雪音クリス : 「あたしが、“雪音クリス”だからさ」

[メイン] クリメイター : 「………ほう…?」
目を細め。

[メイン] 雪音クリス : 瞳に揺らぎは無く、ただ。得た答えを口にする

[メイン] クリメイター : 「妾は其方を知らぬ、聞かせてもらおうか」

[メイン] クリメイター : 「其方が、妾達に敵対するウロボロスか
 それとも─────良き隣人と成り得る、か」

[メイン] 雪音クリス : 「…そうさな。 あたしに関しては語れる事はそう多く無いが……」

[メイン] 雪音クリス : 「教訓、学び、天啓……”後悔“か」

[メイン] 雪音クリス : 「そうだな、後悔と呼ぼう」

[メイン] クリメイター : 「何たる後悔なりや?」

[メイン] 雪音クリス : 「…ほんの、少し前のボカ話だよ。取り返しがつかず、腑を掻きむしりたくなる……そんな具合のな」

[メイン] クリメイター : 「………ほう……それはまた、くくく、気になる話ではあらんか」

[メイン] クリメイター : 「ウロボロスの少女よ、其方は妾と交渉の場に立ったのであろう?
 ならば、手のひらを見せるが礼儀と言わんか?」

[メイン] 雪音クリス : 「……全くもって、その通りか」

[メイン] クリメイター : 「ジャームと切り捨てても良き存在を、何故拾う?」

[メイン] クリメイター : 「同胞が死せる可能性があるのは、其方達とて同じ」

[メイン] クリメイター : 「一を捨て、十を拾う、それはお互い様ではあらんか?」

[メイン] クリメイター : 「─────死ぬぞ?あの竜の娘」

[メイン] クリメイター : その瞳には、怒りの炎が顔見せていた。

[メイン] 雪音クリス : 「死なせねえし、今回ばかりは……”理想“を語るなら、あたしも死ねないのさ」

[メイン] 雪音クリス : その瞳に、これまで感じていた人間性を確信した後

[メイン] 雪音クリス : 「10を捨てるも、1を捨てるも。現実の話だ 嘆きながら選ばざるを得ない時」
それは、どんな人間にも訪れる物

[メイン] 雪音クリス : 理想のままに、我を通して真っ直ぐに
そんな風に生きられない場合なんざ数えきれない、が

[メイン] 雪音クリス : 「だが、どんなに現実を主張したところで、理想に劣るのも、また現実だよな」

[メイン] 雪音クリス : それが、現実に嘆き、怒り
最後には甘えて、大勢の人を苦しめた人間が気づいた事

[メイン] 雪音クリス : 「どんなに数の話を重ねようが、理想を選べるなら選ばない理由はない」
たとえどれだけ現実が痛かろうが、そこから目を離してはならない

[メイン] 雪音クリス : 「…一人でいる時に、その理想を信じられる程、あたしは強く無い が」

[メイン] 雪音クリス : 「今は、信じたいと思った奴がいるのさ」
幸いな事に、今もここに一人別の場所で戦っている

[メイン] クリメイター : くくく、と笑う。

[メイン] クリメイター : 「左様か、良い」

[メイン] クリメイター : 「─────妾の使命は、同胞を苦しめんとせし存在の排除
 それは分かっておろう?」

[メイン] クリメイター : 「レネゲイドの退化は、妾達RBの死なりや」

[メイン] クリメイター : 「故に、進化を見据えねばならぬ」

[メイン] クリメイター : 「サイレントスプリングは、完成させてはならぬ」

[メイン] クリメイター : 「その存在が其方達の手に渡らんば、如何とする?」

[メイン] 雪音クリス : …少し、誤魔化したい話題が出たが、ここに来ては微塵の嘘も許されない

[メイン] 雪音クリス : だから、ただ純粋に

[メイン] 雪音クリス : 「犯罪やらかす訳でも無ければ、自由にさせるよ。あの子には」

[メイン] クリメイター : 「生きる罪となっても、か?」

[メイン] 雪音クリス : これから、未だ目覚めぬRBに与えられる者は命だ、それに鎖を付ける権利などないし……
身勝手に縛るのなら、撃退する

[メイン] 雪音クリス : 「…ああ」

[メイン] 雪音クリス : 「裁く権利はあたしには無いし、正直に言えば……罪のない命を、信じて切ってもいない」

[メイン] 雪音クリス : 進化とは、進歩とはある種の罪だ
進めば踏み潰す物があり、捨てる物がある
そもそもが、別の選択を選んだ同種を見捨てた結果でしかない

[メイン] クリメイター : 「ウロボロスの少女よ、妾はもう既に、規定に反して動いておる
 進化の妨げとならんウロボロスの排除は、ゼノスの命なり
 其方とかのように話をしているのも、異例ぞ」

[メイン] クリメイター : 「されど其方達は、規定に沿い続けん、と?
 其方達のみが喜ぶ未来を、受け入れろ、と?」

[メイン] 雪音クリス : 「…なるほど、仰る通りだ」

[メイン] 雪音クリス : ウロボロスは皆殺し、ジャームを見逃す
極端な例えだが、言い換えてしまえば
種族の天敵を見逃す、といつも通りにやる じゃあ釣り合うわけがない

[メイン] 雪音クリス : 「そうだな、お前達を尊重しつつ。こちらもタブーに手を出すなら……」

[メイン] 雪音クリス : 選択肢は限られる、が
一つ曲げる事が許され、間違いなく被害をあたしが被る”秘密“が一つある

[メイン] 雪音クリス : 「…ここに来て、人肌脱がずに解決ってのも不躾か」

[メイン] 雪音クリス : さて、それでは。
一つの任務をオジャンにするとしよう

[メイン] 雪音クリス :  

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「ご覧の通りさ、真っ赤な偽物」

[メイン] 雪音クリス”偽“ :  

[メイン] クリメイター : ほう……と、目を細める。

[メイン] 雪音クリス”偽“ : ほんの少し、服装を変えただけ
ではなく、正真正銘、偽装を解くために情報を公開する

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…これで、あたしが紛い物で向こうが本物だってのは割れた」
お陰で、これを利用したトリックは使えなくなった

[メイン] クリメイター : くくくく……!と笑う。

[メイン] クリメイター : 「くくく!機密情報よのう其れは」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 単純な入れ替わりだが、有効性はご覧の通り
ウロボロスに目覚めた、だけでは済まない変容は結構なアドバンテージでもあった

[メイン] クリメイター : 「良い、相分かった」

[メイン] クリメイター : 「其方が其の姿を晒すことの危険性は、妾にも分からんまでもあるまい」

[メイン] クリメイター : 「UGNの手札を1つ公開した、それは手土産にもなろうぞ」

[メイン] クリメイター : そう言い、席を立つ。

[メイン] クリメイター : 「─────良かろう、其方達の成したき事、認めよう
 されど、条件は二つある」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…OK、聞かせていただくよ」

[メイン] クリメイター : 「一つ、かの湯を"人"にするならば、其の場を妾にも見せよ」

[メイン] クリメイター : 「二つ、其方達が失敗せし時は、湯を燃やす」

[メイン] クリメイター : 「この二つを受け入れよ、ウロボロスの少女よ」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「……ああ、その時は邪魔はしないし。させねえよ」

[メイン] クリメイター : くくく、と笑う。

[メイン] クリメイター : 「其方は、良き隣人であった、か」

[メイン] クリメイター :
        RB
「─────のう、"同胞"よ」

[メイン] クリメイター : 踵を返し、そして旅館の暗闇へと消える。

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…認めてくれて、ありがとな」
また貸しができた

[メイン] 雪音クリス”偽“ :        RB
「ありがとう、隣人。また会おう」

[メイン] 雪音クリス”偽“ :

[メイン] 雪音クリス”偽“ :

[メイン] イルル : middle「込み入ったを話すときは」登場:任意

[メイン] イルル : 36+1d10 登場/リザレクト (36+1D10) > 36+9[9] > 45

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 36 → 45

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン]   : ────FHエージェント、”ドラッギー”に一つの連絡が届く。

[メイン]   : 申し出は銭湯で出会った赤毛の少女。
文面は「戦う前に、せめて話し合いがしたい」というもの。

[メイン]   : ”話し合い”の場として指定された場所は”サイレントスプリング”がいる銭湯────の、外。
露天風呂にて、”ドラッギー”を待つ。というものだった。

[メイン] ドラッギー : 「─────ふゥん」

[メイン] ドラッギー : 煙草を吹かしながら、がらりと扉を開ける。
露天風呂への入り口を。

[メイン] ドラッギー : 「来たぜ、竜の嬢ちゃん」

[メイン] イルル : 「ん、さっきぶりだな、ドラッギー」

[メイン] イルル : ざぱぁ、と湯舟から上がる。

[メイン] ドラッギー : は?

[メイン] ドラッギー : 「て、てんめぇ………!?謀ったなッ……!?」

[メイン] イルル : 湯舟から上がっているということは、つまり。

[メイン] イルル : こういうことである。

[メイン] ドラッギー : 目を大きく、口をぱくぱくとさせながら、狼狽を隠し切れない様子で。

[メイン] ドラッギー : 「─────ぐッッッ!?!?」

[メイン] イルル : 「おおおぉ!?ど、どうした!お前、平気か!?」

[メイン] ドラッギー : 苦虫を磨り潰し殺したような顔になりながら、目線は逸らし。

[メイン] イルル : さらに乗り出そうとする。
湯気が隠されている体も、流石に全てを隠し切れない。

[メイン] ドラッギー : 「うっせェ!!!!テメーがそのつもりなら、オレ様もなァ!!!
 意地でも話を続けてやらァよ!!」

[メイン] ドラッギー : 「………!?!?!?」

[メイン] ドラッギー : 「やっぱ隠せこの野郎ォォオオッ!!!!」
バスタオルをぶん投げる。

[メイン] イルル : 「んがっ!?……なっ、なんだ、話が違うぞ?
 ヒーローのテレビでは、”分け合った話があるときは裸で話せ”……そう聞いたが」

[メイン] ドラッギー : 「!?!?!?!?!?!?!?」

[メイン] ドラッギー : 「バッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッカじゃねェの!?!?!?」

[メイン] イルル : とはいえ相手が拒否しているのはわかるので、バスタオルを体に巻いて。
ちゃぷん、と湯舟に体を沈ませる。

[メイン] ドラッギー : 「裸で話せっつーのはなァ!!あのなァ!!!
 隠し事無しで話せっつーーことでよォ!!!」

[メイン] ドラッギー : ああいい!そうだ!体隠してりゃそれでいい!と若干キレ気味に言いながら
落ち着かせるために、煙草を吸い。

[メイン] ドラッギー : 「……で!!!……何を腹割って話してェんだ?」

[メイン] ドラッギー : 眉を顰めながら、視線は……空の方に。

[メイン] イルル : イルルは竜だ、獣だ。人間の知識がある物ならともかく、まだ経験も育っていない獣だ。
獣は服を着ない、イルルのズレている所である。

[メイン] イルル : 「んむ、そうだな……」

[メイン] イルル : ちゃぷ、ちゃぷと足を湯舟で遊ばせ。

[メイン] イルル : 「どうして、あのサイレントスプリングにこだわる?
 お前はFHだろう?ヒトをオーヴァードでないようにする理由なんて、あるのか?」

[メイン] ドラッギー : 「……………ああ、そうだな、拘りはあるぜ」

[メイン] ドラッギー : 灰煙を吐きながら。

[メイン] ドラッギー : 「単純な話だぜ、オレ様は、《不死者》だからな」

[メイン] ドラッギー : 「侵蝕率の値で、人の生の自由を左右させるなんてよォ
 頭悪すぎって、オメーは思わねェか?竜の嬢ちゃんよ」

[メイン] イルル : 「……《不死者》
 UGN目線で言う……ジャームになった者か」

[メイン] ドラッギー : ああ。と頷く。

[メイン] イルル : 「……まぁ、な」

[メイン] ドラッギー : 「ガハハ、もっとも」

[メイン] ドラッギー : 「オレ様にはもう、"日常"はねェしよ」

[メイン] ドラッギー : 「何よりも、"憎悪"の感情が止めらんねェんだわ」

[メイン] ドラッギー : 「もしかしたら、本当にジャームになっちまってんのかもな?
 ガハハハハ!」

[メイン] ドラッギー : 自嘲気味に笑いながら。

[メイン] ドラッギー : ドラッギーは、《不死者》となり、ジャームでないにも関わらず
日常を奪われた。その結果として今は─────。

[メイン] ドラッギー : ─────衝動:憎悪の、ジャームになっている。

[メイン] イルル : UGNは侵蝕率で判断する。ジャームかオーヴァードか否かを。
理性のあるなし、など一見せずにわからない。
だから、侵蝕率というラインを引いたのだ。

[メイン] イルル : その笑いに、唇を噛む。

[メイン] ドラッギー : ある意味で、UGNの判断は正しかったのかもしれない。
何故なら、彼は衝動のままに動いているからだ
理性が働くならば、そもそもこのようなことはしない。

[メイン] ドラッギー : だが、UGNが彼をジャームと診断しなかったら?

[メイン] イルル : なぜならば、その笑いには……
イルル自身でも圧倒される程の、暗い炎が宿っていたからだ。

[メイン] ドラッギー : 彼の日常は、今もあり続けたのではないか?

[メイン] ドラッギー : 「オレ様は恨んでんだよ、レネゲイドっつーワケわかんねーのをよォ」

[メイン] ドラッギー : 「だからオレ様は、ありとあらゆる方法でブッ潰そうとしてるわけだ」

[メイン] ドラッギー : 「んで、白羽の矢が立ったのが、あの温泉だぜ
 良い湯だったろ?」

[メイン] イルル : 「その一つが……サイレントスプリングか」

[メイン] ドラッギー : イルル……ではなく、横の壁にニヤリと笑いながら。

[メイン] ドラッギー : 「そうだ」

[メイン] イルル : 「ああ、悪くなかった」
と、RBであるにも関わらず、答える。

[メイン] ドラッギー : 煙草を咥え。

[メイン] イルル : 「アイツはRBとして……自らの意志があるみたいだな?」

[メイン] ドラッギー : 「ならオレ様の計画、邪魔すんな、分かったか爆乳女」

[メイン] ドラッギー : 「……あァ?」

[メイン] ドラッギー : 眉を顰めながら、ちらりとイルルの方を向くが、また視線を逸らす。

[メイン] ドラッギー : 「言っとくがな」

[メイン] イルル : 両腕を湯舟の淵に置いて、対照的にドラッギーを見つめる。

[メイン] ドラッギー : 「─────"合意"だぜ?」

[メイン] イルル : 「……なに?」

[メイン] イルル : 思わずバシャ、と立ち上がる。

[メイン] ドラッギー : 「!?!?!??!??」

[メイン] ドラッギー : 「やめろ!!!潜ってろ!!!!!バーーーーカ!!!!」

[メイン] ドラッギー : ゲホッ!ゴホッ!と灰煙を吐きながら。

[メイン] イルル : むう、そこまで言うことないじゃないか。というかばくにゅうとは何だ?
新手の駄菓子か?と思いながら。

[メイン] イルル : 不満げにちゃぷちゃぷと沈んでいく。

[メイン] ドラッギー : 「もう一度言う、サイレントスプリングは、"合意"している」

[メイン] ドラッギー : 「そもそもアイツ自身、居場所なんて無かったからな
 だから、オレ様が使命を与えてやったんだよ」

[メイン] ドラッギー : 「人のために死ねるか?って聞いたらよ
 うん、だとよ」

[メイン] ドラッギー : 「そんだけだ、アイツが拒むならオレ様も無理強いはしねーしな」

[メイン] イルル : 「…………」

[メイン] イルル : じっとドラッギーを見つめる。

[メイン] イルル : 「……憎悪している、と言うくらいだ
 てっきり、利用しているのかと思っていた、すまないな」

[メイン] ドラッギー : 「あ?利用はしてるぜ?謝るこたァねぇよ、正解だ」

[メイン] ドラッギー : 「言っちゃなんだが、そうだぜ?オレ様は社会のダニだろうよ」

[メイン] ドラッギー : 「だが、ダニだって意地汚く生きたっていいだろ?違うか?」

[メイン] イルル : その問いに、一旦答えず。

[メイン] イルル : 「……それは、お前がFHにいるからか?」
別の問いを、こちらから返す。

[メイン] イルル : ちゃぷちゃぷと遊ばせていた足を、ピタリと止める。

[メイン] ドラッギー : 「ああよ」

[メイン] ドラッギー : 「テロリスト様のおかげで、オレ様は今も生きてられっからな
 ガハハ、オレ様をジャームにした組織じゃないと
 生きてられねーってのは、なんつーか、ムカつくよなァ」

[メイン] イルル : じっと、ドラッギーを見つめたまま。

[メイン] イルル : 「なら、さっきの問いは私は”違う”と答える」

[メイン] ドラッギー : 「……………あん?」

[メイン] イルル : 「なぜならば────お前はダニではないからだ」

[メイン] イルル : 竜の縦の瞳孔で、ドラッギーを捉え。

[メイン] イルル : 「テロリストに所属しているからといって、そいつが何であると言われるそしりはないはずだ」

[メイン] イルル : 「そいつ自身を決めるのは、そいつ自身の行動だ
 ……お前は目的はどうあれ、レネゲイドという物を根絶しようとしているなら
 その行為は、誰かの助けになる」

[メイン] ドラッギー : 「………オメー、マジで言ってんのか?」

[メイン] ドラッギー : 「レネゲイドの根絶の意味、分かってっか?」

[メイン] ドラッギー : 煙草を吸いながら。

[メイン] ドラッギー : 「─────テメーらの死、だ」

[メイン] ドラッギー : 「UGNはだからよ」

[メイン] イルル : 「……ああ」

[メイン] ドラッギー : 「人とオーヴァードの共存なんて言ってんだぜ?」

[メイン] ドラッギー : 「そうすりゃ、RBは不安がらねーしな、ガハハハ!!」

[メイン] イルル : ふるふる、と頭についた雫を振り払い。

[メイン] ドラッギー : 「オレ様は言っとくが、ジャームを治す方法じゃ満足できねェ」

[メイン] ドラッギー : 「レネゲイドを、ブッ殺す」

[メイン] イルル : 「私を、私たちを、殺すと」

[メイン] ドラッギー : 「間接的にはそうなるだろうな?」

[メイン] ドラッギー : 「ガハハハ!オレ様も立派なテロリストってこった!」

[メイン] ドラッギー : 「なぁ、爆乳女」

[メイン] ドラッギー : 「誰かの助けになるなら良いことってのは、ああ、そうだろうな?
 だが、誰かの助けのために、誰かが虐げられるってのは
 この世の常だ」

[メイン] ドラッギー : 「それを理解して物言ってっか?」
灰煙を吐き捨てる。

[メイン] イルル : 「……ああ、だからこそ、お前と話しているんだからな」

[メイン] イルル : 「だが」

[メイン] イルル : 湯舟に浮かんでいた、イルル自身の桶。
温泉街に行く前に勝っておいた、彼女の入れ物だ。

[メイン] イルル : 「お前がダニなら……
 誰の助けにもならない、ただ虐げるもの……どうなる?」

[メイン] イルル : それを、握りしめ。

[メイン] イルル : ばきり。

[メイン] イルル : 彼女が軽く力を加えた時点で、粉々に壊れる。

[メイン] イルル : 「壊すことしかできない者────《破壊者》は、《不死者》よりも、もっと下だろうな」

[メイン] ドラッギー : 「………………」

[メイン] イルル : 「……私の一番の親友も、元テロリストだ
 レネゲイドに掛かっていなければ、そんな事に巻き込まれないで済んだんだろう」

[メイン] イルル : 手に残る、木のクズをじっと見ながら。

[メイン] イルル : 「人間にとって、根絶できるのであれば……
 それ自体、私は……悪い事ではないと思うよ」

[メイン] イルル : 「…………」

[メイン] イルル : ぱしゃり、と腕を落として。

[メイン] イルル : 彼女の声は、震えている。

[メイン] イルル : 私が死ぬことは、恐ろしい。
駄菓子を食べることも、友だちと話すことも、温泉に入る事も。

[メイン] イルル : そういった、”楽しい”ことを手放して。
自分の中が全部全部消えてしまうのだから。

[メイン] イルル : 竜は、孤独だ。強いからこそ、群れない。
一人で戦いあい、弱肉強食のままに貪る。

[メイン] イルル : そんな彼女が知った”楽しい”は、竜であった頃よりも到底素晴らしいものだ。

[メイン] イルル : それでも、彼を否定することはしない。
彼の炎をここまで育ててしまったのは、私たち────UGNにある。

[メイン] イルル : それならば、彼を弾圧する方が、おかしな話だ。

[メイン] イルル : 「…………」

[メイン] イルル : ざぱあ、と湯舟から飛び出す。

[メイン] ドラッギー : 「─────っ……!」

[メイン] イルル : 水しぶきを上げて、つかつかと歩み寄る。
もちろん裸だが、恥じらう様子はなく。

[メイン] イルル : 一歩一歩歩いていき。

[メイン] イルル : 「お前!私はばくにゅうおんな?ではない!」

[メイン] イルル : 「私はドラゴンのイルルだ!」

[メイン] イルル : と、ぶるんと体を揺らして、自己紹介をする。

[メイン] イルル : 「お前に日常がないとぼやくなら────私は、お前の友達になる!」

[メイン] ドラッギー : 「なッ……!?おま、だから隠せ…… ……………!?」

[メイン] ドラッギー : 唖然とする。まるで後頭部を殴られたようなショックを受ける。

[メイン] イルル : 「私は紛れながらにも、UGNに所属している
 UGNは治療は目指しているが、根絶は求めていない────お前の言う通りだ」

[メイン] イルル : 「だから、お前の考えと私の立場は相いれない」

[メイン] イルル : 「だが」

[メイン] イルル : 「友であれば、私はお前の考えを否定しなくて、いい!」

[メイン] イルル : びしっ、と指を指す。

[メイン] イルル : ひゅううう、と巻かれたタオルが風で拭きながら。

[メイン] ドラッギー : 「ッッッ…………!!!」

[メイン] ドラッギー : ギリィィッ、と歯軋りし、眉間に皺を寄せながらも。

[メイン] イルル : 「私と接するうちに、考えを改めるなら────私を殺したくない、と思うなら
 それはそれで、私は構わないしな」

[メイン] ドラッギー : 「………………」

[メイン] ドラッギー : 「………チィッ」

[メイン] ドラッギー : 「テメーは………イルルは」

[メイン] ドラッギー : 「人を腑抜けにさせるのがうめェ女だこと」

[メイン] ドラッギー : 煙草を捨て、靴で踏み躙る。

[メイン] ドラッギー : 「─────無理だな」

[メイン] イルル : にやり、と笑顔で笑い。

[メイン] ドラッギー : 「オレ様が、テメーをブッ潰すのは」

[メイン] ドラッギー : 「勝てねェ」

[メイン] イルル : 「……ふふふ」

[メイン] ドラッギー : 後頭部をガシガシと掻きながら。

[メイン] イルル : 「私は獣の頂点、ドラゴンだからな」

[メイン] ドラッギー : 「………ヘッ」

[メイン] イルル : 「お前がダニでもなく、優しいヒトだから…
 私を勝たせてくれたんだろ」

[メイン] ドラッギー : 「知らねーよ、オレ様がどっちの人間なんだかは」

[メイン] ドラッギー : 「ただまァ……オレ様はどうやら、"逆鱗"に触れちまったみてェだ」

[メイン] ドラッギー : 「なら、勝てる道理はもう、こっちには残っちゃいねェよ」

[メイン] ドラッギー : 「オレ様はもう、テメーを木端微塵にできなくなった
 なら、ゲームセットだ」

[メイン] ドラッギー : 「だが言っとくが、オレ様は根絶の夢を諦めねェ」

[メイン] ドラッギー : 「サイレントスプリングを諦めるだけだ」

[メイン] ドラッギー : 「じゃあな」

[メイン] ドラッギー : そのまま踵を返し、ポケットに手を突っ込み、去る。

[メイン] イルル : 「む……ありがとな」
と、その去る背中に声をかけ─────

[メイン] イルル : 「あ、待った」

[メイン] ドラッギー : 「─────あ?」

[メイン] ドラッギー : くるりと振り返るも、改めて裸体を見て、すぐに視線を逸らす。

[メイン] イルル : た後に、再び声を掛ける。

[メイン] イルル : 「"ドラッギー"……これ、コードネームだろ?
 せっかくだし、お前の名前教えてくれよ」

[メイン] イルル : 「─────友達同士なんだし」

[メイン] イルル : ニッ、と笑う。

[メイン] ドラッギー : 「あァ?捨てたよ、んなもん」

[メイン] ドラッギー : しっし、と手を払う。

[メイン] イルル : 「えー!なんでだ勿体ない!
 教えないとヒノキって呼ぶぞ!ヒノキ!」

[メイン] ドラッギー : 勝手にしやがれ、と吐き捨てる。

[メイン] イルル : その手に抱きついて離れない。

[メイン] ドラッギー : 「……ッ!?」

[メイン] ドラッギー : 力、つっよッ!?

[メイン] イルル : 「……むー」

[メイン] ドラッギー : 「うるせェーーーーー!!」

[メイン] ドラッギー : 「オレ様はドラッギー様だ、終わり!」

[メイン] イルル : その怒声に手をぱっ、と放す。

[メイン] イルル : キュマイラ破壊者の力は尋常じゃない。
のでうっすらとアザができているだろう。

[メイン] ドラッギー : いってェェェェェ………!!!

[メイン] ドラッギー : クソがぁぁあああああああ!!!!

[メイン] イルル : 「まぁ、友達ならまた会うこともあるだろ
 それに……根絶、やめないみたいだしな」

[メイン] ドラッギー : 「─────ああ」

[メイン] ドラッギー : 「イルルはUGN、そしてオレ様はFH」

[メイン] ドラッギー : 「会わねーわけがねーな、ガハハ!」

[メイン] ドラッギー : 高らかに笑いながら、今度こそ踵を返し。

[メイン] ドラッギー : 「あばよ、"お人好し"ドラゴンなイルル」

[メイン] イルル : あ、返す、と先程まで巻いていたタオルを渡しつつ。

[メイン] イルル : 「"またな"、龍のように気高いヒトよ」

[メイン] ドラッギー : ヘッ!と笑い、銀髪の男は、闇に消えて行く。

[メイン] イルル : 闇を見つめ、振り返る。

[メイン] イルル : ドラッギー、その名は麻薬中毒者。

[メイン] イルル : 彼がもたらす麻薬は、RBにとって毒だ。
更生なんてない、あるのは死という結末。

[メイン] イルル : しかし麻薬は、時に医療目的として使われることさえある。

[メイン] イルル : ヒトにとっては、時には薬にさえなるだろう─────

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] GM : climax『𝓛𝓪𝓼𝓽 𝓢𝓹𝓻𝓲𝓷𝓰』 登場:任意

[メイン] イルル : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+3[3] > 48

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 45 → 48

[メイン] 夢見 心地 : 78+1d10 登場/リザレクト (78+1D10) > 78+9[9] > 87

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 78 → 87

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 85+1d10 登場/リザレクト (85+1D10) > 85+6[6] > 91

[メイン] アルバトリオン : 1d10 (1D10) > 10

[雑談] system : [ 煌黒龍 アルバトリオン ] 侵食率 : 69 → 79

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 : そして…”サイレントスプリング”の前に

[メイン] 夢見 心地 : 「……」

[メイン] 夢見 心地 : 皆がそれぞれの事を果たしてきた、

[メイン] 夢見 心地 : だからこそ

[メイン] 夢見 心地 : 私も今、自分にできることをやる

[メイン] 夢見 心地 : それに…

[メイン] 夢見 心地 : これはきっと、私しかできない

[メイン] 夢見 心地 : 「皆」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「おう」

[メイン] 夢見 心地 : 雪音クリス”偽“○「どうか」

[メイン] 夢見 心地 : イルル     ○「私を」

[メイン] 夢見 心地 : アルバトリオン ○「見ていてくれ」

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 2 → 5

[メイン] 夢見 心地 : イージーエフェクト

[メイン] 夢見 心地 : 《シャドウダイバー 》

[メイン] 夢見 心地 : 対象は”サイレントスプリング”

[メイン] 夢見 心地 : これで

[メイン] 夢見 心地 : 私の”心”と

[メイン] 夢見 心地 : 彼女の”夢”を繋ぐ!

[メイン] サイレントスプリング : 『─────っ』

[メイン] サイレントスプリング : 何者かが、内に、入り込む。

[メイン] サイレントスプリング : その異物感は、サイレントスプリングの目を覚まさせるには、十分過ぎるほどであり。

[メイン] サイレントスプリング : そして─────彼女の"想い"が、夢見へと流れ込む。

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] サイレントスプリング : 遠い昔の記憶、まだ住良木旅館が盛況していた頃。

[メイン] サイレントスプリング : 疲れた体、そして精神を休めるために
みんなが、温泉に入ってくれた。

[メイン] サイレントスプリング : そして、"幸せ"になってくれた。

[メイン] サイレントスプリング : そこに私は……とっても、生き甲斐を感じた。

[メイン] サイレントスプリング : 私という存在で、みんなが喜んでくれて……
それが、とっても、とても嬉しくて─────。

[メイン] サイレントスプリング : 温かな、日々でした。

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] サイレントスプリング : でも

[メイン] サイレントスプリング : ─────その幸せな日々は、終わってしまった。
あっけなく日常は、奪われてしまった。

[メイン] サイレントスプリング : 後継者不足、客数減少。

[メイン] サイレントスプリング : やがて私は、"独り"に。

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] サイレントスプリング : ああ、私はずっと、このまま……。

[メイン] サイレントスプリング : もう、誰も、幸せに………。

[メイン]   :  

[メイン]   : 『何だ?』

[メイン]   : 『テメー、"夢"があんのか?』

[メイン]   : 『へぇ、そうかい、偶然だな、オレ様にもあんだ』

[メイン]   : 『どうだい?ちょっとオレ様の"夢"に、手を貸してくれねェかい?』

[メイン]   :  

[メイン] サイレントスプリング : ああ……!

[メイン] サイレントスプリング : 私という存在が、また……!誰かに……!

[メイン] サイレントスプリング : 私によって、誰かが幸せになってくれるなら。
……れねげいど?という不幸を、無くすことにできるなら。

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] サイレントスプリング : 私は、死んでも構わない。

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] GM : ─────それが、サイレントスプリングの"夢"だ。

[メイン] 夢見 心地 : ……

[メイン] 夢見 心地 : この夢の中で彼女と会話がしたい
できる?

[メイン] GM : 可能

[メイン] 夢見 心地 : なら…話あおう

[メイン] 夢見 心地 : 「こんにちは、サイレントスプリング」

[メイン] サイレントスプリング : 『……!……あ、あなたは……?』

[メイン] 夢見 心地 : 「私は夢見 心地、貴方がぐっすり寝てたからさ、直接来ちゃった」

[メイン] サイレントスプリング : 『ゆ、夢見、さん……?な、なる、ほど……』

[メイン] サイレントスプリング : 『え、あ、あれ……その、え……
 ……は、初めましてっ……!』

[メイン] 夢見 心地 : 「こちらこそ始めまして」

[メイン] サイレントスプリング : 『………あ、あのぅ……!そ、それで……一体、どんなご用事、で……?』

[メイン] 夢見 心地 : 「ん、起こしに来たの」

[メイン] サイレントスプリング : 『お、起こす………!?で、ですが、その、私は……
 ドラッギーさんに、眠っていて、と……』

[メイン] 夢見 心地 : 「……彼の夢の為に?」

[メイン] サイレントスプリング : 『………私の、夢でも、ありますっ……!』

[メイン] サイレントスプリング : 『私は、もう一度………みんなの、笑顔を、見たくて……』

[メイン] 夢見 心地 : 「皆を助けるために…」

[メイン] 夢見 心地 : 「……ここに来る途中、貴方の夢が流れ込んで来た」

[メイン] サイレントスプリング : 『………!』

[メイン] 夢見 心地 : 「勝手に見てごめんね、」

[メイン] サイレントスプリング : 『……あ、い、いえ…!その、お恥ずかしい記憶で……』

[メイン] 夢見 心地 : 「……」

[メイン] 夢見 心地 : 彼女を無理矢理引き出す必要があるのだろうか…
疲れ切った彼女を、このままそっとしてあげた方がいいのかもしれない

[メイン] 夢見 心地 : ……だけど

[メイン] 夢見 心地 : このまま放置して彼女を死なせていいはずがない

[メイン] 夢見 心地 : ああ、これは私のエゴだ
だけどやり通すよ

[メイン] 夢見 心地 : 我儘だから

[メイン] 夢見 心地 : 「今日はさ、外の皆の事見てもらいたくて来たんだ」

[メイン] サイレントスプリング : 『……?……外の、みんな……ですか……?』

[メイン] サイレントスプリング : 『………求められるのでしたら……わ、わかり、ました』

[メイン] 夢見 心地 : 「…ありがとう、じゃあ」

[メイン] 夢見 心地 : そっと手を差し伸べる

[メイン] サイレントスプリング : 戸惑いながらも、その手を取り─────。

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] サイレントスプリング : 《ヒューマンズネイバー》

[メイン] サイレントスプリング :  

[メイン] サイレントスプリング : そこにあった、ウロボロスの湯は全て
透き通った水色の髪の、小さな少女となった。

[メイン] サイレントスプリング : 「……っ……は、はじめ、まして!」
ぺこりと、一同へ頭を下げる。

[メイン] 夢見 心地 : 「……ぷはぁ!心の中に潜るのって久々…」

[メイン] イルル : 「む……こいつに私が漬かっていたのか」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「おっし! よくやった!」

[メイン] イルル : じーっとサイレントスプリングを見つめ。
おうっ、とニカっと笑い。

[メイン] サイレントスプリング : あ、あわわわっ、と大勢に囲まれ、戸惑っている様子だ。

[メイン] イルル : 「夢見もお疲れ様だ、大変だったろう」

[メイン] イルル : 夢見に飴を握らせておく。

[メイン] 夢見 心地 : 「ん、ありがと」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「よくやった、もう休め……って、言ってやりたい気持ちが山盛りなんだが……」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「本腰入れの大仕事が、まだ残ってる…… 些か無茶振りだが、まだ付き合ってくれるか?」

[メイン] イルル : 「とりあえず、えーーっと……
 私たちはどいていた方がいいのか?夢見」

[メイン] イルル : 混乱している彼女の様子に、こそこそと耳打ち。

[メイン] 夢見 心地 : 「うん?イルルは居た方がいいんじゃない?」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…だな、ここからが本番だし」

[メイン] イルル : ……む、それもそうだな、と頷いて。

[メイン] クリメイター : ─────さぁ、如何とする?

[メイン] クリメイター : UGNよ。

[メイン] クリメイター : クリメイターは、監視する。

[メイン] 夢見 心地 : 「そうそう紹介するね、クリスとイルルとアルバトリオン」

[メイン] サイレントスプリング : 「な、なる、ほど………?え、えっと、サイレントスプリング、です……!」
ぺこぺこ、と。

[メイン] イルル : イルルだ、とぷらぷらと手を掲げる。

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…よろしく、よく来てくれたな。サイレントスプリング」
まずは、願いに応えてくれた事に感謝し、笑みを向ける

[メイン] 夢見 心地 : 「特にイルルのこと話しておきたかったんだよね」

[メイン] サイレントスプリング : 「あ、あうぅ……」
少し恥ずかしそうに。

[メイン] サイレントスプリング : 「……?イルルさんを、ですか……?」

[メイン] 夢見 心地 : 「この子とにかく優しくてさ、貴方が温泉状態で意識あるかどうかもわからない時に同じ仲間だって庇っててさ」

[メイン] サイレントスプリング : 「………ええっ!?!?」

[メイン] イルル : 「んがぁ……む、むぅう……」

[メイン] サイレントスプリング : 目をぱちぱちとさせながら、ビックリした表情に。

[メイン] サイレントスプリング : 「な、ななな、仲間、ですかっ……!?」

[メイン] イルル : 優しい、と言われたことに少し顔を赤らめて。

[メイン] イルル : 彼女の言葉に頷く。

[メイン] 夢見 心地 : そしてさりげない仕草で二人を対面させる

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「唐突ではあるが……そうだ、そうなって欲しいとここにいる奴らは思ってる」

[メイン] サイレントスプリング : 「あ、ぅ、ぅぅ……そ、そんなこと、言われたの……」

[メイン] サイレントスプリング : 「は、初めて、と、言い、ますか………」

[メイン] イルル : 「む……そうか」

[メイン] イルル : 「なら、何度だって言おう────私たちは仲間だ
 お前のような物も、人間も、隔てることなく、な」

[メイン] イルル : だろ?と言わんばかりに、ちらりと他へと視線をやり。

[メイン] サイレントスプリング : 「…………っ……!?」

[メイン] 夢見 心地 : 頷く

[メイン] サイレントスプリング : 「あ、ぅ……そ、その、どう、反応したらいい、ものか……」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…それはそうだ」

[メイン] イルル : 「……大丈夫だ、安心してもいい」

[メイン] イルル : にやり、と笑う。

[メイン] イルル : 「なぜなら私は────

[メイン] イルル : サイレントスプリング
〇庇護/不安
────お前のことが、必要だからだ!」

[メイン] サイレントスプリング : 「─────っ!!!!」

[メイン] サイレントスプリング : 電気が走るようで、あった。

[メイン] サイレントスプリング : 私を、必要……?

[メイン] system : [ サイレントスプリング ] ロイス : 3 → 4

[メイン] サイレントスプリング : 「ぅ、ぅぅ………で、でも、私は………」

[メイン] サイレントスプリング : 「その、ドラッギーさんから、聞きました……
 もう、私は……このままでは、生きていけない、と……」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…それを、なんとかする為にここへ来た」

[メイン] クリメイター : クリスの後姿に、目を細める。

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 救いの手、なんざあたしが名乗れる性分じゃねえ……が

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「こっちからは、何度でも、何処に居ようが手を伸ばす」

[メイン] サイレントスプリング : 「…………!!」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : サイレントスプリング
○あたしの手が不安なら/他のやつだってお前に手を必死に伸ばしてる

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「だから……今は、信じてくれ」

[メイン] 夢見 心地 : 「……ね、みんないい人達ばっかでしょ」

[メイン] system : [ サイレントスプリング ] ロイス : 4 → 5

[メイン] サイレントスプリング : 「あ、ぅ………う……」
こくりと、頷く。

[メイン] 夢見 心地 : 「……ねえスプリングちゃん」

[メイン] サイレントスプリング : 顔をゆっくりと、夢見の方へ、向ける。

[メイン] 夢見 心地 : サイレントスプリング 〇庇護/不安 
「もう少しだけ、生きてみない?」

[メイン] サイレントスプリング : 「─────」

[メイン] system : [ サイレントスプリング ] ロイス : 5 → 6

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] ロイス : 5 → 6

[メイン] サイレントスプリング : 「………生きても、いいの、でしょう、か……?」

[メイン] サイレントスプリング : 「こんな、私でも………」

[メイン] サイレントスプリング : 「もう……誰にも必要とされなくなった私でも……」

[メイン] 夢見 心地 : 「あったりまえでしょ!」

[メイン] サイレントスプリング : 「─────!!」

[メイン] サイレントスプリング : 目を大きく見開き、そして。

[メイン] 夢見 心地 : 「生きるのにそんな責任なんか必要ないから!」

[メイン] サイレントスプリング : ぽろ、ぽろ、と大粒の涙が。

[メイン] サイレントスプリング : 「ぁ……あぁぁぁ………」
夢見の言葉が、心に響く。

[メイン] イルル : うんうん、と夢見に頷いて。

[メイン] 雪音クリス”偽“ : コクリ、と首肯する

[メイン] サイレントスプリング : ロイス取得
イルル
クリス
夢見

〇…………はいっ!!!/もっと、"幸せ"を、見たいです……!!!!

[メイン] サイレントスプリング : 「─────死にたく、ありませんっ………!!!」

[メイン] 夢見 心地 : 「……よし!」

[メイン] 夢見 心地 : 「じゃあ皆輪になって!」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「ああ!」

[メイン] イルル : 「うが……?ああ」

[メイン] 夢見 心地 : 私達は、ウロボロス

[メイン] 夢見 心地 : その力も

[メイン] 夢見 心地 : 皆で

[メイン] 夢見 心地 : 食らい尽くす

[メイン] 夢見 心地 : ウロボロスで均等に分ける!

[メイン] イルル : まあ……私はRBだからな

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 些か無茶だが、やらなきゃならねえ無茶もある

[メイン] イルル : ウロボロスみたいに吸えるわけじゃない、が

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : バックトラックを宣言

[メイン] GM : 可能

[メイン] イルル : 48-6d10 通常振り/追加振り (48-6D10) > 48-35[8,6,6,4,4,7] > 13

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 48 → 10

[メイン] イルル : 経験点の配布

[メイン] GM : 〇経験点
・セッション最後まで参加 1点
・シナリオの目的を達成した 1~10点
・バックトラックでロイス×2個振った 3点
・よいRPをした 1点
・他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った 1点
・セッションの進行を助けた 1点
・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った 1点

[メイン] イルル : どれくれる?

[メイン] GM : あと侵蝕率による加点もある

[メイン] イルル : んあ、そうだな
0~30%だから経験点2だな

[メイン] GM : ああ。

[メイン] GM : シナリオの目的はまだ達成されてないが、これから達成されることを期待して……

[メイン] イルル : それ

[メイン] GM : c(1+2+10+1+1+1+1) c(1+2+10+1+1+1+1) > 17

[メイン] GM : 17点でー

[メイン] イルル : 1~10が望ましいってだけで、それ以上も設定できる

[メイン] イルル : もうちょっとくれない?
具体的には~~~

[メイン] イルル : 35点分!

[メイン] GM : なにっ

[メイン] GM : まぁいいでしょう

[メイン] イルル : へへへ~、ありがたい

[メイン] イルル : 35点でエフェクトの獲得を宣言

[メイン] イルル : 《スティルスネス》Lv5

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : あの時吸ってもらった比じゃないが……

[メイン] イルル : それでも、お前のバランスを整えるくらいは、出来る。

[メイン] イルル : なにせ私は────竜だからな。

[メイン] イルル : メジャー:《スティルスネス》Lv5

[メイン] イルル : 対象の侵蝕率を7下げ、自らの侵蝕率+14

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 10 → 24

[メイン] system : [ サイレントスプリング ] 侵蝕率 : 201 → 194

[メイン] GM : サイレントスプリングのレネゲイドは、イルルに戻される。

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー : それがオメーの覚悟ってか。

[メイン] ドラッギー : ますます勝てねェな。

[メイン] ドラッギー : そういや話に聞いたんだが

[メイン] ドラッギー : オレ様の《不死者》ってよ。
Eロイス扱いになるんだってな?

[メイン] ドラッギー : ガハハハハハハハハ!!!

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー : 《Eロイス:そして、オレ様からのプレゼント》

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー : おまけだ、ガハハハハ!!

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] ドラッギー :  

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「ハハ、あの三枚目。美味しいところで…!」

[メイン] 夢見 心地 : 「ならこっちも…やりますか!」

[メイン] イルル : 「むが、むーー、ドラッギーの癖にやるな……」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「ああ、ここからだ……なあ!」

[メイン] 夢見 心地 : 89+6d10 ジェネシフト・侵食率吸収 (89+6D10) > 89+28[4,8,1,1,10,4] > 117

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 91+4d10 ジェネシフト (91+4D10) > 91+32[9,10,7,6] > 123

[メイン] system : [ サイレントスプリング ] 侵蝕率 : 194 → 166

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 89 → 117

[メイン] system : [ サイレントスプリング ] 侵蝕率 : 166 → 134

[メイン] system : [ 雪音クリス”偽“ ] 侵蝕率 : 91 → 123

[メイン] 夢見 心地 :

[メイン] 夢見 心地 : 《インスピレーション》

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 後、少し…!

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 117 → 119

[メイン] GM : ─────何かね。

[メイン] 夢見 心地 : 『スパで回復したいけど人目がつくとちょっと困るじゃん?』
『いい天然温泉の場所の情報ない?』

[メイン] GM : しゃあねぇなァ~~~~

[メイン] GM : 教えてやろう。

[メイン] 夢見 心地 : 『うわ!ありがとう!』

[メイン] 夢見 心地 : 『じゃあ、今からそこに行くよ。またね~~~~!!』

[メイン] GM : またね~~~~~~~~~~~!!

[メイン] GM :  

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 :

[メイン] 夢見 心地 : 《イージーフェイカー:ディメンジョンゲート》!!
私はその場所をもう知っている!

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 119 → 122

[メイン] 夢見 心地 : これで天然の温泉に繋がり…

[メイン] 夢見 心地 : 「じゃあ今日は疲れたからさ」

[メイン] 夢見 心地 : 「このままお風呂にしない?」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…だな、しかし、ほんと」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「お前がいて良かったよ……」

[メイン] イルル : 「んが、お風呂……
 私はいいぞ!熱くていつでも入ってられるからな!」

[メイン] 夢見 心地 : 「へへっ、そりゃどうも」

[メイン] サイレントスプリング : 「お、お風呂っ……!?わ、私が………!?」

[メイン] サイレントスプリング : 「私は温泉で、でも私がお風呂………」

[メイン] イルル : 「サイレントスプリングは……風呂に入るのが初めてになるのか」

[メイン] サイレントスプリング : 「は、はひ……!」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「……だな」
その言い方は一応乙女型に向かいどうかと思うが、確かに事実なので口を塞ぐ

[メイン] サイレントスプリング : 「……………」

[メイン] サイレントスプリング : 「……あのっ」

[メイン] イルル : 「じゃあ─────"楽しんで"いこうぜ!」
と、肩を組んでニヤッと笑う。

[メイン] サイレントスプリング : ぺこりと、深く頭を下げる。

[メイン] イルル : ん?と首を傾げる。

[メイン] サイレントスプリング : 「─────ありがとう、ございましたっ!!」

[メイン] サイレントスプリング : 3人へ、深く、深く頭を下げ、感謝を伝える。

[メイン] 夢見 心地 : 「……へへっ、どういたしまして」

[メイン] イルル : 「うがっ、へへへ!」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…お前が一歩踏み出した結果でもあるさ」

[メイン] イルル : 夢見が繋げた扉は、もくもくと湯気を増やしていく。
温泉であった彼女には、まるで”夢にも見なかった”ことだろう。

[メイン] イルル : 誰かに必要とされるのに、生きることに。
果たして偽物も本物もあるのか。

[メイン] イルル : 様々な”春”を過ごしてきて、生きてきた彼女。
だが、”ヒト”としての”春”は────。

[メイン] イルル : ”First Spring”だろう。

[メイン] イルル : 竜は、そう考えるのだった。

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] GM : バックトラック

[メイン] GM : スパ、《不死者》《カスのプレゼント》で
侵蝕率-3d10できます

[メイン] 雪音クリス”偽“ : いただくよ

[メイン] サイレントスプリング : 134-3d10 いただきます……! (134-3D10) > 134-14[4,2,8] > 120

[メイン] 夢見 心地 : いただくよ~

[メイン] system : [ サイレントスプリング ] 侵蝕率 : 134 → 120

[メイン] イルル : カスのプレゼントだけ貰っとく

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 3d10 (3D10) > 15[2,8,5] > 15

[メイン] 夢見 心地 : 122-3d10 (122-3D10) > 122-25[10,6,9] > 97

[メイン] system : [ 雪音クリス”偽“ ] 侵蝕率 : 123 → 108

[メイン] イルル : 1d10 (1D10) > 4

[メイン] system : [ 夢見 心地 ] 侵蝕率 : 122 → 97

[メイン] system : [ イルル ] 侵蝕率 : 24 → 20

[メイン] サイレントスプリング : 事故怖いので、2倍振りで帰ります!

[メイン] サイレントスプリング : 120-(6+6)d10 2倍振り (120-12D10) > 120-60[4,3,4,8,6,2,2,7,6,6,4,8] > 60

[メイン] system : [ サイレントスプリング ] 侵蝕率 : 120 → 60

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 108-5d10 通常振り/追加振り (108-5D10) > 108-35[10,10,9,4,2] > 73

[メイン] system : [ 雪音クリス”偽“ ] 侵蝕率 : 108 → 73

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────そうして、人語を話す猿から始まったレネゲイド事件は、幕を閉じた。

[メイン] GM : その後、サイレントスプリングは無事、UGNに保護された。
そこで新たな日常が始まることだろう。
人の幸せを、そして笑顔を見るために─────。

[メイン] GM : また、ヒノキは定期検査を行うことを義務付けられたのみであった。
基本的には、元の森で暮らし続けることができるだろう。
レネゲイドの扱い方さえ覚えることができれば、例え誰であっても日常は担保される。

[メイン] GM : クリメイターは、その後の消息は不明である。
ゼノスは、FH以上に目立たず、影として活動するからである。

[メイン] GM : なお、ウロボロスの少女たるクリスが、その住居、および支部が
ゼノスに伝わったことで、何が起こるか?

[メイン] GM : それは、その後のクリスしか知る余地は無いだろう。

[メイン] GM : そしてドラッギーは。

[メイン] ドラッギー : 教えねーよバーカ。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] 雪音クリス”偽“ : ED『偽物とは、誰の物か』雪音クリス

[メイン] 雪音クリス”偽“ :  

[メイン] 雪音クリス”偽“ :  

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 些かの苦労を背負い込む羽目になったが、事件は最高の結末を迎えられた

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 今も、誰かが付いてきているが。
仕掛けてくるのがここでないのなら丁度いい、このまま誘導しよう

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…しかし、本当にウロボロスってだけでは殺意を飛ばせる人種がいたか」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 信じられない、とも言えない
自分とて友人、知人に手を出した種族がいるとして怨まない自信は無い

[メイン] 雪音クリス”偽“ : …故にこそ、一度は似たような物を解き放った咎は覆せないが まだ死ねない

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…ま、お前らが怨む理由にも若干理解はできるが、プラン通りってしたり顔によくついていけるよな」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 悔しくないのかね、こんな風について行って
撃ち殺されるかもしれないってのが、プラン通りとは

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…だが、それがお前らの理想なら口出しもよそう」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 人にされて嫌な事を進んでするのは主義に反する

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 歩いていく、人のいない方へと……ああ、いや

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 仲間の”射程“に、あと数メートルで入る
人もいない、絶好の場所だろう

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 少し、遠い目をして立ち止まる

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 後ろを振り向けば、姿は無い

[メイン] 雪音クリス”偽“ : が、隠蔽が甘い。 鏡や、移動の痕跡が残り拙い殺意を示している

[メイン] 雪音クリス”偽“ : ……”帰れ“と伝えたところで、無意味だろうな

[メイン] 雪音クリス”偽“ : また、歩み始める

[メイン] 雪音クリス”偽“ : こうして殺意を向けられ、ずっと疑問に思ってきた事をふと思い出す

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 射程まで、後10メートル

[メイン] 雪音クリス”偽“ : この体は、誰の物だ?
一体誰が、”雪音クリス“に上書きされた?

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 9メートル

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「…自我が生まれない物を使った、という可能性もあるが、疑問符が多い」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「そうだろう? RBには本来自覚があるはずなのに、本性がすり替わった事を気づかなかったなんて」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 小さな独り言が、誰にも届かず朽ちていく

[メイン] 雪音クリス”偽“ : あと、5

[メイン] 雪音クリス”偽“ : もしかしたら、この体はあたしを追う物の身内だったのかもしれない

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 4

[メイン] 雪音クリス”偽“ : あるいは、今回手を伸ばしたサイレントスプリングの様に眠っているだけなのか?

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 3

[メイン] 雪音クリス”偽“ : もしかしたら──クリメイター、お前の家族って可能性もあったんだよな

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 2

[メイン] 雪音クリス”偽“ : なら、ここで立ち止まり。裁きを受けるべきなのか?

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 1

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 照りつける日は眩しいまま
何人にも降り注ぐ、たとえ拒んでも

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 歩みを止め
罪と命を秤に乗せた

[メイン] 雪音クリス”偽“ : ああ、けれど。

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 一歩、踏み込み。答えは出した

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 「あたしは死ねない、例えどれだけ罪が深かろうが、貫くと決めた理想も、守ると決めた命も……待ってくれる人さえいる」

[メイン] 雪音クリス”偽“ : 0

[メイン] 雪音クリス”偽“ :  

[メイン] 雪音クリス”偽“ : ここから先は、どうなったか
記す事は止めておこう。追手は気付き逃げたのか、憎悪のままに死んだのか

[メイン] 雪音クリス”偽“ : それは、彼女しか覚えていない

[メイン] 雪音クリス”偽“ :  

[メイン] 雪音クリス”偽“ :  

[メイン] 雪音クリス”偽“ :  

[メイン] 夢見 心地 : ED『Multi Play』夢見 心地

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 : ……今回は奇跡的に最高のトゥルーエンディングにまで進めることができた

[メイン] 夢見 心地 : だが、この結果

[メイン] 夢見 心地 : きっと私一人だけじゃ無理だったろうな

[メイン] 夢見 心地 : 私じゃイルルの様に温泉を守るなんて発想には至らなかったし

[メイン] 夢見 心地 : 後…クリスが偽物な事にも気づかなかった

[メイン] 夢見 心地 : やはり、物語には仲間が必要だ

[メイン] 夢見 心地 : 共に同じ物語に立ち向かう仲間が……

[メイン] 夢見 心地 : 「……」

[メイン] 夢見 心地 : 『ねえ』

[メイン] 夢見 心地 : 『貴方はどんな物語を見せてくれるの?』

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] 夢見 心地 :  

[メイン] イルル : ending「一汗かいた後は」登場:任意

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : 「ぷふぁあ~~~……」

[メイン] イルル : あの任務の後。

[メイン] イルル : FHとゼノスとの衝突をすんでで回避したという事で、UGNからは少しばかり休暇をもらった。
2,3日程度だったが、特にやる事もないので家でゴロゴロしようと思っていた、のだが。

[メイン] イルル : 「ふふ、やっぱり風呂は楽しいな、本郷
 熱いのが竜の肌にしっかりと合っている」

[メイン] イルル : 二かっと笑い、隣にいる者に呼びかける。

[メイン] 本郷 香 : 「─────あ、ああ」

[メイン] 本郷 香 : そこに佇むは、金髪ポニテと赤眼の少女。

[メイン] 本郷 香 : 湯船に浸かっているからなのか、汗ばんでいるが。
これはどちらかというと……。

[メイン] 本郷 香 : 冷や汗。

[メイン] イルル : ────そう、イルルの友である少女、本郷と共に。
こうして、事件現場であった浜西温泉街に舞い戻ってきたのだ。

[メイン] 本郷 香 : 「いやぁ……前々から思ってたけど……」

[メイン] 本郷 香 : じぃぃ、とその視線は……。

[メイン] 本郷 香 : 「デカいな」

[メイン] イルル : 寂れているのがむしろ穴場という奴だろう。
こうして二人で広々とした風呂場を独占状態となっているのだが。

[メイン] イルル : 「むが?火炎袋のことか?
 む……やはりヒトは気になるものなのか」

[メイン] イルル : 視線の先にある自分のものを、持ち上げつつ。

[メイン] 本郷 香 : 「うお……」

[メイン] 本郷 香 : 「お前それ……マジで、アレだぞ」

[メイン] 本郷 香 : 「無自覚だとしたら、魔性過ぎるっていうか……」

[メイン] イルル : ドラッギーもそういや裸を隠せと言っていたな、と何ともないような顔で呟く。

[メイン] 本郷 香 : 「確かイルルは、今回の任務でここに来たって言ったけど……
 ………ん?ドラッギー?」

[メイン] 本郷 香 : 「え、たしかドラッギーって……ん??情報によると男、だったような……」

[メイン] 本郷 香 : 「え????お前まさか、え??????」

[メイン] イルル : 「うむ、そうだぞ」

[メイン] イルル : 「裸になって迫った」

[メイン] 本郷 香 : 「!?!?!?!?!?!?!?!!??!?」

[メイン] 本郷 香 : 「お、お、お前ーーーーーーー!!!もっとなーー!!あのなーー!!!
 今のお前は人間なんだからなーー!!?こう、恥じらいを、もっと!!!」

[メイン] イルル : んがあぁっ!?と、本郷の勢いに押されるようにして。
何ともないような顔がシュン、と縮こまり。

[メイン] 本郷 香 : その様子を見て、圧を抑えながら、はぁ、と溜息。

[メイン] 本郷 香 : 「……まぁ、とにかく、イルルが無事に帰ってこれて
 私もホッとしたよ」

[メイン] 本郷 香 : 「聞いたぜー?お前、また誰かを助けたんだろー?」

[メイン] 本郷 香 : 「全く、"ヒーロー"だな!私も頑張らなくちゃなー」
にしし!と笑いながら。

[メイン] 本郷 香 : 本郷、またの名、コードネームを、バック・トゥ・ヒーロー。
イルルとは異なり、下級エージェントとして、初動措置を取る仕事に就いている。

[メイン] イルル : 「…………」

[メイン] イルル : 「そう、だな……”ヒーロー”か」

[メイン] イルル : ぼそり、と呟く。首が傾き、まだ昼間だというのにその顔に陰りが出来る。

[メイン] 本郷 香 : その様子に、目をぱちぱちとさせ、不思議そうに思い小首を傾げる。

[メイン] イルル : 「情報を聞いたことがあるなら聞いたんじゃないか?
 FHエージェント────ドラッギーが何を目指していたか、を」

[メイン] イルル : ちらり、と下げていた顔を本郷に向き。
じっと見つめる。

[メイン] 本郷 香 : 「……ん……レネゲイドの根絶、だな?」

[メイン] 本郷 香 : 少し眉を顰めながら、イルルの方へ視線を。

[メイン] イルル : こくり、と頷く。

[メイン] イルル : 「レネゲイドの根絶は、RB────私たちが消えることも意味する
 世界中で今もなお生まれるRBは、ヒトにとって厄介な種かもしれん」

[メイン] イルル : 「……ヒーローとなるのであれば、ヒトのためになることを……
 レネゲイドの根絶を肯定し────」

[メイン] イルル : 「─────私が消える必要があったのではないか、と」

[メイン] イルル : 「そう思ってしまうのだ」

[メイン] イルル : そうして、ざぷ、としぶきを立てる。

[メイン] イルル : イルルの作り出す波は、本郷のものとぶつかる。

[メイン] イルル : ぎゅっ。

[メイン] イルル : 「…………それでも、私は…………」

[メイン] イルル : 「…………消えたくない」

[メイン] イルル : 顔を伏せたまま、彼女に語る。

[メイン] 本郷 香 : その顔へ─────。

[メイン] 本郷 香 : 両手で作った水鉄砲を湯船から少しだし、びゅっ!と
アツアツの湯をかける。

[メイン] イルル : 「ふひゃぁっ!?」

[メイン] 本郷 香 : その反応に、ニカッ!と歯を見せ笑い。

[メイン] 本郷 香 : 「私も死んでほしくないよ!」

[メイン] イルル : ぱしゃ、と顔に水波が出来。
ぷるぷるぷる、としぶきを払う。

[メイン] 本郷 香 : 「ていうか、"ヒーロー"だからって
 自分が犠牲にならなくちゃいけないとか……それは、アレじゃん?」

[メイン] イルル : 「何するんだっ!?
 …………む」

[メイン] イルル : ちょこん、と本郷の膝の上に座り。

[メイン] 本郷 香 : 「今まで救ってきた人達がさ、悲しんじゃうじゃん
 私だって、イルルが消えたら……まぁ、その」

[メイン] 本郷 香 : 少し視線を逸らし、頬をぽりぽりと掻きながら。

[メイン] 本郷 香 : 「寂しいし?」
湯船の熱さに、汗がつぅ、と流れる。

[メイン] 本郷 香 : 「………それに、さ」

[メイン] イルル : その答えに、沈んでいた顔が、ぱぁああっと輝く。

[メイン] 本郷 香 : 「……あはは、私が言えたことじゃないんだけどさ
 "ヒーロー"って、ありとあらゆる人を救わなきゃいけないのかな、って
 ……いや、理想はきっとそうなんだけどさ」

[メイン] 本郷 香 : 「私も、こうしてUGNの下級エージェントとしてずっと活動してさ
 ……傲慢な理想は、時に人を傷つけることがあるって思って
 それは、己自身も含めて……さ」

[メイン] 本郷 香 : 「身の丈に合う中で、どう自分らしく生きるか?
 私は、それでも"ヒーロー"として活動していきたいから、さ」

[メイン] 本郷 香 : 「その答えは、今も考え中だけど
 もしあるとしたら─────」

[メイン] 本郷 香 : ざぷ、と湯船から腕を伸ばし、イルルの頭に手を置き。

[メイン] 本郷 香 : 「こうして手の届く範囲にいる
 困っている誰かを助けることが、"ヒーロー"なんじゃないかな?って」
にしし!と笑う。

[メイン] 本郷 香 : よしよし~、とそのまま頭を撫でる。

[メイン] イルル : 「む……身近な誰かを助けるのが、ヒーロー……か
 んがぁ……!?私は子どもじゃないぞぉっ!」

[メイン] 本郷 香 : 「あはは!ごめんごめん~!」
けらけらと笑いながら。

[メイン] イルル : ぷくぅ、と温泉卵みたいに頬を膨らませつつ。

[メイン] 本郷 香 : 「でも、うん、イルルはきっとそれを成し遂げることができたと思うよ
 だから私としては、羨ましいな~!って思ったわけだし?」

[メイン] 本郷 香 : 「頑張れ!"登竜門"はまだまだ険しいぞ!」
下級エージェントなのに偉そうなことを言いながら、にしし!と。

[メイン] イルル : 「ん、へへへへ……うぇへへへ……そっか、そうか……
 私はじゃあ、まだ本郷と一緒にいられるんだな」

[メイン] イルル : 「やっぱり本郷は優しいから好きだ、へへへ!」
二かっと笑い、とても嬉しげに。

[メイン] イルル : 時に、欲求が極まった獣は体で行動することもあるらしい。

[メイン] イルル : つまり、そのまま嬉しさのままに抱き着いて。

[メイン] 本郷 香 : 「へへへ!……え?……どわぁぁああああ~~~~~~~!?!!?」

[メイン] 本郷 香 : ざぶぅうううん!!!と、湯舟に大きな波が立つ。
本郷の体は、竜の餌食に、ぶくぶく、と。

[メイン] イルル : 二人の声が、浴場に、青空に大きく響いていく。

[メイン] イルル : 暴れ者の竜が、ヒーローを夢見るなんておかしな話かもしれない。

[メイン] イルル : 混沌を望んでいた破壊者が、誰かを救おうと躍起になるのはおかしな話かもしれない。

[メイン] イルル :           RB
だが、そんなおかしな物語が一つくらいあってもいいのかもしれない。

[メイン] イルル : 温泉が、不死者が、処分者が、ヒーローが、編集者が。
”夢”を見れる春なのだから────。

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル : それにもう、私は足を洗ったしな!

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :  

[メイン] イルル :